リベラリズムの体現者、ソロス氏
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 ソロス氏はハンガリーのユダヤ人家庭に生まれた。44年、14歳の時にナチスがハンガリーに侵攻。占領下で50万人のユダヤ人が
命を奪われた。その中をソロス氏は偽の身分証明書で生き延びた。有能な弁護士だった父、ティヴァダールの指示で家族はばらばら
に分かれて住むことになり、ソロス氏は、農務省のある役人の家に送られ、その人物の名づけ子と偽り暮らした。
 この役人が、没収する資産の目録を作成すべく、あるユダヤ人のお屋敷を訪れた際、ソロス氏を連れて行ったことがある。本人には
どうしようもなかったこととはいえ、この一件は後にソロス氏を悩ませることになる。ナチスの協力者だったという、たちの悪い非難の
根拠とされたのである。
 それ以上にソロス氏に影響を与えたのが、(編集部注 ナチスの手先となったユダヤ人自治組織である)ユダヤ人評議会の指示で、
ユダヤ人弁護士たちに退去通知書を届けた経験だった。通知書の中身が、強制収容所送りの指示だと知りながら――。