「慰安婦問題」に日本政府の反論文があった 「クマラスワミ女史」を論破
ttps://www.dailyshincho.jp/article/2017/05091800/

新潮45 2017年5月号
【CIA文書公開で判明!】
 1996年、日本の「慰安婦問題」反論文はなぜ封印されたか/有馬哲夫
ttp://www.shinchosha.co.jp/shincho45/backnumber/20170418/

 さて、この付属文書1をめぐる1996年2月から3月にかけての日米韓の水面下の動きを国務省文書(前述CIA文書としてでてくる)
から見てみよう。
 3月29日、当時の日本の池田行彦外務大臣は、付属文書1に対する反論文を送るとともにアメリカ代表にこれを却下するよう
求めた。同年3月1日にも、駐米大使斎藤邦彦がこの件で国務省を訪ね、国連大使小和田恆もアメリカ国連大使マデレーン・
オルブライトに同件を相談した。
 これに対するアメリカ国務省の3月7日付の返答は以下のようなものだった。
         (中略)
 この手紙からわかることは、国連人権委員会が開かれる1週間ほど前からアメリカ国務省に反論文を送り、付属文書1の却下を
働きかけていたということだ。そして、アメリカ側の回答は、反論文の後半に書いてある法的な問題については日本を支持するが、
前半に書いてある事実認定に関しては、大枠としてはクマラスワミを支持するというものだ。
《続く》