帝国日本の「慰安婦」だけが問題化する背景
http://agora-web.jp/archives/2023756.html
だが、仮にそうだとすれば、フェミニスト達が「慰安婦」にばかりこだわるのは自己矛盾になりかねない。なぜなら彼らは
例えば韓国軍や米軍のベトナム人女性に対する暴行についてはほとんど問題にしないからだ。それはベトナム側が訴訟を
起こしたり大規模キャンペーン活動を韓国ほどには行わないことが一因なのかもしれないが、もしフェミニストが本当に
戦時における性犯罪を普遍的に罰するという原則を堅持したいのであればベトナム戦争時における性犯罪に対してこそ
厳しく追及すべきだろう。

また、最近ナミビアの先住民らがドイツに対し1904年から1908年の間の生じた大量虐殺及び「強姦」に対する賠償を求める
訴訟を米国で起こしたという報道があるが、ドイツ側は「虐殺」の事実があったことを認める宣言等を出すことまではした
ものの、賠償金の支払いに関しては拒否してきた。これに比較すると、日本側は少なくとも外務省の公式見解では既に
「お詫びと反省の気持ち」を表明しており、かつ2015年の日韓合意において国家による賠償金の支払いに応じたという点で
ドイツよりも良心的態度を取ったと言える。

にも関わらず欧米メディアまでもが「慰安婦」問題に関して日本に対し厳しい姿勢をとり続けるというのであれば、それは
そんな態度をとる欧米メディアの偽善性を余すところなく暴露することになるだろう。何故か日本では「欧米のリベラルは
良いが、日本のリベラルはダメだ」という謎の二元論が存在するが、現実の「欧米のリベラル」はむしろ日本のリベラルより
もさらに酷い場合もある。

【正論】世界にうずまく「恨」の不気味さ 「アメリカの韓国化」どう克服 評論家・西尾幹二
http://www.sankei.com/column/news/161219/clm1612190006-n1.html
 各大陸の混血の歴史が示すように、白人は性の犯罪を犯してきた。旧日本軍の慰安婦制度は犯罪を避けるためのもの
であったが、白人文明は自分たちが占領地でやってきた犯罪を旧日本軍もしていないはずはないという固い思い込みに
囚(とら)われている。