介護実習生に日本語新試験 人材確保に方針転換
ttps://www.asahi.com/articles/ASL3753DQL37UTFK00Z.html
 介護分野の外国人技能実習生が働き続けるのに必要な「日本語能力」を測るため、介護に特化した新たな試験が
作られることになった。今の試験はハードルが高いとして、実習生を送り出す国側から反発が強い。このままでは
不足する介護人材を確保できないと、介護事業の海外進出を進める官民の「国際・アジア健康構想協議会」が7日、
年内にも内容を決めて実施すると発表した。
 厚生労働省もこの新試験を認可する方針だ。

日本語能力試験は一般的な日本語力が試され、N3は日本語教室に1年以上通って習得できるレベルとされている。
フィリピンの送り出し機関関係者は「ハードルは高く、大半は不合格で帰国させられる。人材の『出し渋り』が起きている」
と話す。
 このため、人材確保に道筋をつけたい日本政府が事実上方針を転換した形だ。介護関連の日本語であれば仕事を
しながらでも身につき、合格しやすいとの期待もある。協議会は、入国時の日本語能力を測る新試験作成も検討するという。