介護職の在留資格見直しへ 無期限で日本で勤務可能に
ttps://www.asahi.com/articles/ASKD12SMQKD1UTFK001.html
 政府は、介護現場で働く外国人技能実習生が国家資格の介護福祉士試験に合格すれば、いったん帰国した後に日本で
介護職として働き続けられるような制度見直しをする方針を固めた。介護現場の慢性的な人材不足を少しでも和らげる
狙いだが、母国への技能移転が目的の技能実習制度の形骸化につながる可能性もある。
 1日午後の経済財政諮問会議で民間議員が介護職の在留資格の見直しを提案し、政府が受け入れる意向を表明する。

介護実習生に在留資格 政府方針、国家試験合格が条件
ttp://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201712/CK2017120502000124.html
 農業や漁業分野など技能実習の他の職種には同様の仕組みがなく、介護が初。深刻な人手不足が続く介護分野での
人材確保策の一環だが、技能実習制度は本来、外国人が母国に帰って技能を移転することが目的。なし崩し的な
外国人受け入れには批判も出そうだ。

 政府は入管難民法の法務省令を改正し、最長五年の実習期間終了後、いったん帰国して介護の在留資格で再入国した後、
無期限で働き続けられるようにする方向。三年以上介護現場での実務を経験した留学生についても、国家試験に合格すれば
在留資格を認める。