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2020/11/26
「ロシアに譲歩迫る」 カーネギー財団トレーニン氏
米大統領選2020 バイデン戦略を聞く
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO66675730W0A121C2FF1000/
――バイデン氏は中ロのパートナー関係をどう見ていますか。
「不自然な関係で、あまり強固なものではないと見ている。中国はロシアを利用しているだけで、見下し、
中ロ関係からは良い成果が生まれないと考えている」
「ロシア経済が発展するためには、中国だけでは不十分であり、欧米との関係回復が必要だともみなしている。
プーチン政権には、そのために大きく譲歩するよう求め、
米欧が示す条件に応じるよう圧力をかける戦略を取るだろう」
――中ロは軍事同盟に向かうのでしょうか。
「ロシアにとって主要な課題は独立したプレーヤーであり続けることだ。米中対立が激しくなり、世界が米中の2陣営に
明確に分けられるようなことがあれば、ロシアは中国陣営に入らざるをえない。事実上、従属的な立場に置かれる。
ロシアにとってはそうした事態は全く望ましくない」
「ただ、プーチン大統領は最近、中ロ同盟について『全般的に必要としていないが、理論的には全く可能だ』と発言した。
中ロ同盟が実際に成立するとは思えないが、
プーチン氏は折に触れ、米国に『可能性を認識し、もっと慎重になるべきだ』とのシグナルを送るだろう」