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「権力格差」を壊せるか アサヒビールや宝島社の問う力
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//www.nikkei.com/article/DGXZQOCD115NR0R10C24A1000000/
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日本企業の悩みはさらに根深い。組織力の劣化に加え「個」が育たないからだ。経営書を多数執筆してきたフリーの研究者、山口周氏は日本経済の停滞についてオランダの心理学者へールト・ホフステード氏の研究に着目した。「権カ格差指標」という視点だ。

権力格差とは「それぞれの国の制度や組織において、権力の弱い成員が、権力が不平等に分市している状態を予期し、受け入れている程度」を意味する。要するに「上に対してモノが言いやすいかどうか」の指標だ。

スコアが高いほど上に弱い状態を表しており、76の国・地域を対象にした調査ではマレーシア(104)やロシア(93)が高かった。、低いのはオーストリア(11)、スウェーデン(31)などだ。日本はスコア54と欧米先進国に比べて振るわず、 「モノが言いづらい国」と位置づけられる。

山口氏はさらに権力格差指標と国際的なイノベーションランキングの関係を調べた。すると上に反論しやすい国・地域ほど、イノベーションが起こりやすい傾向が裏付けられたという。 ...

従業員の指摘、疑問、アイデア、懸念は市場と組織で起きていることについて重要な情報をもたらすーー。「恐れのない組織」も、VUCA(ブーカ=変動性・不確実性・複雑性・曖昧性)の時代は働く人々の心理的安全性が利益に直結すると説いている。 ...