セサミストリートの人気キャラが黒人少女2人を「無視」。ハイタッチに応じず波紋

隣の白人の女の子にはハグ

動画を撮影したジョディ・ブラウンさんは、7月16日に娘の誕生日を祝うために、
姪と一緒にセサミプレイスを訪れていたという。SNSに「腹が立って仕方がない」
などと憤りをつづって動画を投稿すると、Twitter上で900万回以上再生された。
歌手のケリー・ローランドさんや俳優のオードラ・マクドナルドさんも反応し、
セサミプレイスに対する怒りの声があがっている。

ブラウンさんは、動画には映っていないその後の出来事について、こうも明かしている。

「この不快な人物(パフォーマー)は、子どもたちにあからさまにNOと言った後、
私たちの隣にいた小さな白人の女の子を抱きしめました。
そして、私がそれに対し不平を訴えると、彼らはまるでこちらが狂っているかのように私を見ていました」
「もう二度とセサミプレイスには足を踏み入れません」

SNSで拡散され、メディアにも報じられると、セサミプレイス側も声明を発表した。

当初は「意図的に無視したわけではない」と釈明。
「NOを示す手振りは、子どもを抱いて写真を撮ってほしいと頼む複数のリクエストに応じたものであり、
特定の人物に向けたものではない」
「誤解を招いた」として謝罪した。

しかしその後も批判が高まり続け、数時間後に2つ目の声明を発表。従業員の理解を深め、
ゲストが包括的かつ公平に楽しめる体験をできるよう、トレーニングを実施すると公表。
ブラウンさん一家に対しても「心から謝罪する」とし、料金を返金した上で、再度招待すると説明した。