HALはモノリスが400万年前に月において、推察不能の「超絶的な何者か、高次元知性体?」に埋められたことを知っていた。
そして、その時期は人類が猿からホモサピエンスに進化した時期と符号することも判っていた。
HALは木星ミッション中に、そのモノリスは「人類進化装置ではないか」という結論に至り、このままでは人類に捨てられると判断した。
そこで、搭乗員を皆殺しにし、自分ひとりで木星に行き「何も無かった」と虚偽報告をして生き残りに賭けた。