フランスの女優ジャンヌ・モローさんが31日、パリの自宅で死去した。89歳だった。
老衰とみられる。仏メディアが一斉に伝えた。

パリ生まれ。両親の反対を押し切って演劇の道に進み、1940年代末に映画デビュー。
60年の「雨のしのび逢い」でカンヌ国際映画祭の女優賞を獲得した。
 
「死刑台のエレベーター」(58年)や「突然炎のごとく」(62年) など、
当時の新たな映画運動 「ヌーベルバーグ」 の記念碑的作品にも多く出演。
フランスを代表する女優の一人に数えられる。
 
49年に仏俳優ジャンルイ・リシャール氏との間に一男をもうけるが、
離婚。後に仏著名ファッションデザイナーのピエール・カルダン氏と
浮名を流すなど、恋多き女性として知られた。

時事通信 (2017/07/31-21:01)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2017073101163&;g=int