ボクは雑誌編集の仕事をしているので「校閲」という仕事は知っているし色々とお世話になってるんですね。
それに焦点を当てたこのドラマはスタート前から興味があった。
しかしここまで「校閲」という仕事の風呂敷を広げた(誇張した)内容だったとは。
雑誌編集をしている者としてたまに感じることは、小説や漫画でイイ作品で注目されると原作者の名は世に広まるが、
雑誌ではどんなにイイ特集を作っても編集者の名前が世に出ることはない。
でも誰かに「この雑誌はイイ特集が多い」と思ってもらえることでその苦労が報われたりする。
最終回では「いくつもの夢を一度に手に入れることの難しさ」や「両天秤にかけて仕事をすることの危うさ」の本質を突いた話にちょっと感心した。