>>305
たしかに、戦前と戦後4,5年ぐらいまでのヒッチの作品は隙がない。
「バルカン超特急」「疑惑の影」「海外特派員」「レベッカ」「断崖」
など、若い時代の名作は手に汗握るシーンの連続です。

カラー作品になって、「泥棒成金」から だんだん「遊び」の要素が
目立つようになった。「裏窓」「めまい」「北北西に・・・」「鳥」
「知りすぎた男」も どれも非常に傑作ですけれど、意識的に「遊び」を
取り入れてますね。
大家の風格というのかな・・・
自ら「遊び」を楽しみ、観客もそれに応えて楽しんでいるような風です。
「サイコ」だけは、少し違いましたけれどね。