>>855
ちゃんとコレも押さえてるね

物凄くガッカリな解釈だけどラストは
「暴力衝動や普段の鬱憤やナルシズム、ピカレスクロマンを優作の映画や大藪の小説に託すのもいいけど
妄想や創作だからって過剰に仮託しすぎたり
現実に偶像へのロマンを引きずり過ぎるとしっぺ返しを食らうぞ」って意味だと思う

天上天下唯我独尊までのシーン、伊達が見ていた夢=映画「野獣死すべし」の本編
日比谷公会堂=映画館
日比谷公会堂で目が覚めた伊達=映画館で「野獣死すべし」を見終えた観客
日比谷公会堂でポーズをとる伊達=映画が終わった後に優作の真似をする観客
「アッ!」=優作の映画終わっちゃったけど叫んで指立てたら、魔法みたいに優作映画の世界に入れたらいいのに…
室田=映画館を出たあと待ち構えてる現実のしっぺ返し

もし「大藪晴彦や優作の世界は創作で夢でしかないし
スクリーンの優作は偶像でしかないから現実にロマンを引きずり過ぎると
しっぺ返し食らって映画にとらわれたまま死んでいっちゃうぞ」というラストなら
優作ファンや大藪ファンに対する凄まじい皮肉

まあ、意味なんかないだろうしあっても「撃つやつは撃たれても仕方ない」ってだけだと思うけどね…