香港エンターテイメントと俺たちの時代 [転載禁止]©2ch.net
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「鬼打鬼」…これを見ないで、キョンシーは語れない!
…これを見たら、キョンシーを語ってもいい〜。 ブルース・リー、ホイ兄弟、ジャッキー・チェン…多くのスターを送り出したお馴染み香港のゴールデンハーベスト社。
東宝東和や東映が配給して日本公開が行われビデオ化はその時々で色んな会社が出していました。
時は1985年…ゴールデンハーベスト社と契約を結んだポニービデオ(のちポニーキャニオン)はGH社の作品のビデオ化優先権を入手します。
手始めに6月公開のジャッキー・チェン主演『プロテクター』を発売。続けて8月公開『大福星』もビデオ化。
そして以後過去に公開された作品や未公開のゴールデンハーベスト作品を次々とビデオソフト化、やがて世にはレンタルビデオブームが到来。
単体では売り難い作品(未公開ホラーとか)をレーベルを立ち上げシリーズとして紹介する事で借りていただく、買っていただくという商法が確率されます。
ポニーキャニオンもゴールデンハーベスト社作品を一くくりにして売り込む作戦に出ました。
1988年9月…3月公開『霊幻道士3 キョンシーの七不思議』を皮切りにゴールデンハーベスト社作品のレーベル"香港エンターテイメント"が誕生する事になるのです! あの有象無象のパチモノ香港ノワール作品は入らないのね >>3
『マカオ極道ブルース』が香港エンターテイメントレーベルです この年代の香港映画なら
「イースタンコンドル」と「上海エクスプレス」が双璧。
そして前者のジョイス・コウ、
後者の大島由加里に度肝抜かれた。 '88年9月『霊幻道士3 キョンシーの七不思議』字幕版・吹替版発売(洋画ビデオソフトで初の字幕・吹替同時リリースか?)
同時に既発の『霊幻道士』『れーげんどーし(霊幻道士 日本語吹替版)』『霊幻道士2 キョンシーの息子たち!』『れーげんどーし2 キョンシーの息子たち!(霊幻道士2 キョンシーの息子たち! 日本語吹替版)』
『妖術秘伝 鬼打鬼』『霊幻師弟 人嚇人』『霊幻百鬼 人嚇鬼』『霊幻追鬼』を香港エンターテイメントシリーズ「元祖キョンシーホラー編」としてパッケージをリニューアル再発売。
『れーげんどーし』『れーげんどーし2』は字幕版リリースから数年後に発売された日本語吹替版。(字幕版があるのに吹替版を新たにリリースするのは初か?)
キョンシー人気で家族向けに見られるようにとの配慮で発売された。
字幕版14800円に対しこの2本は1万円で販売。画面サイズも字幕版がビスタだったのを左右カットでTVサイズにした。
残念ながらこうした「後に吹替版を追加発売」というパターンはレンタル屋は入荷しない場合が多い。(他にネバー・エンディング・ストーリー、インディ・ジョーンズシリーズ、バック・トウ・ザ・フューチャー等がある)
『れーげんどーし』2作は新たに『霊幻道士 日本語吹替版』『霊幻道士2 キョンシーの息子たち! 日本語吹替版』と改め他作と同時リニューアル再発売。
『霊幻道士』2作以外は全て字幕版。 '88年10月ユン・ピョウ主演『ツーフィンガー鷹』リリース、字幕版のみ。
(6月に東映系で『極道渡世の素敵な面々』の併映として一部劇場、地方で公開。短縮版で日本語吹替での上映だがビデオはノーカット・広東語版)
併せて既発の『モンキーフィスト猿拳』『燃えよデブゴン7』『ドラゴン危機一発』『ドラゴン怒りの鉄拳』『最後のブルース・リー ドラゴンへの道』
『ブルース・リー 死亡遊戯』『ブルース・リー 死亡の塔』『ブルース・リーの神話』『嵩山少林寺』を「クンフー/ブルース・リー編」としてリニューアル再発売。 '88年11月は4月公開のジャッキー・チェン、サモ・ハン・キンポー、ユン・ピョウ主演『サイクロンZ』をリリース、ジャッキー作品初の字幕版・吹替版同時発売。
併せて既発の『プロテクター』『キャノンボール』『ヤング・マスター 師弟出馬』『香港発活劇エクスプレス 大福星』『バトルクリークブロー』『ポリス・ストーリー 香港国際警察』『少林門』
『サンターアーム 龍兄虎弟』『ドラゴンロード』『プロジェクトA2 史上最大の標的』『七福星』を「ジャッキー・チェン編」としてリニューアル再発売。 '88年12月は香港で歴代興収記録を塗り替えた「キョンシーもの」の大ヒット作『ロボハンター/霊幻暗黒団大戦争』字幕版を発売。
日本国内でも記録破りのビデオセールスとなる。
続いてシリーズ第二作『ロボ道士 エルム街のキョンシー』を発売。こちらも一作目を超えるほどの大ヒット。 そして'88年12月、チョウ・ユンファ主演『マカオ極道ブルース』とマイケル・ホイの『新Mr.BOO!香港チョココップ』の2作品同時リリース、字幕版のみ。
併せて既発の『蜀山奇傅 天空の剣』『サイキックSFX 魔界戦士』『香港近未来バイオレンス 爆烈戦士』『香港トワイライト・ゾーン 摩訶不思議物語』
『サイキックアクション 復讐は夢からはじまる』『チャック・ノリスIn地獄の刑事』『ファントムブライド-鬼新娘-』を「SFX・アクションシリーズ編」として、
『Mr.BOO!』『Mr.BOO!インベーダー作戦』『Mr.BOO!ギャンブル大将』『新Mr.BOO!鉄板焼』
『新Mr.BOO!アヒルの警備保障』『アーメン・オーメン・カンフーメン』『夫婦前妻』を「コメディシリーズ編」としてリニューアル再発売。 復讐の夜想曲はジャッキー系のアクションだと思って借りたら、血生臭い映画でショックを受けたのを覚えてる。当時、小学生でした。 >>11
『セブンス・カース(七番目の呪い)』『孔雀王』『帝都大戦』『力王』のラン・ナイチョイ監督ですからね。
御自身の自信作だそうよ。 1988年12月はGH社が日本との合作で人気青年漫画を実写映画化した三上博史、ユン・ピョウ主演『孔雀王』の公開記念として新宿で香港エンターテイメント映画祭が開催。
コアな香港映画ファンの間で語られていた未公開作品がスクリーンで上映された。
ラインナップは『冒険活劇 上海エクスプレス』『十福星』『新Mr.BOO!香港チョココップ』『マカオ極道ブルース』『復讐の夜想曲(ノクターン)』
『バンパイアコップ』『ゴーストキング』『画中仙』『七番目の呪い』『殺したい妻たちへ』の10作品。 >>9
江戸木純先生による洋泉社刊「地獄のシネバトル 世紀末映画読本」より引用↓
http://imepic.jp/20150923/759520
http://imepic.jp/20150923/759990
カッコ悪くてスイマセン。香港製ロボコップは消防士?
殉職した刑事がロボットになってキョンシーを退治する『ロボ・ハンター』で作られた衣装は頭を『キョンシーマン』、
胴体を『ロボ道士/エルム街のキョンシー』に使い回され計3作が作られた。
ポスターの絵と中身のギャップにビックリしたなぁ〜もう!因みに『ロボフォース』というもっとましなロボ物もある。 香港エンターテイメント映画祭は東京だけでなく遅れて名古屋矢場町のヘラルドシネプラザ(旧・中日シネラマ会館)でも開催された。
(多分大阪でもやってると思う)
シネプラザでは『孔雀王』上映にあたり2階のシネプラザ1(旧・中日シネラマ劇場)への階段を作中に登場する「地獄門」に見立てて飾り付けていた中での映画祭開催。 霊幻道士3のLD再生して思い出したけど冒頭にみうらじゅんの解説が入ってたんだよね 復讐は夢からはじまるがすごい印象深い。
爆裂戦士といい、サモハンホラーって
ダークだよね。 「復讐は夢からはじまる」のパッケージって上で車に押し潰されて口から血吐いて絶叫してるユンファが
下で格好よく銃ぶっ放してたり隣の人がショットガン撃ちながら眼つむってたり色々アレだね あんな役ユンファがよく引き受けたな。
男たちの挽歌でスターになった頃なのに未だに謎。
最後のスクラップ工場のシーンは異様に迫力あるけど。 >>19
若かったから何でも仕事受けてたんだろ。
正直、「これ別にユンファ出なくても・・・」
って作品も結構あった。 >>20
あの頃すごい勢いで出演してたよね。
ユンファ作品のビデオリリースもめちゃ多かったし。
男たちのバッカ野郎なんて、本人がわざわざ出る必要性がないw 同年の『プロジェクトA2 史上最大の標的』にジャッキー・チェンから出演依頼を受けたが「悪役(おそらく警察署長の役か?)だったのでお断りしました」と日本のビデオ誌のインタビューで答えてたのにな。
もし受けてたら日本では'87年4月に『男たちの挽歌』公開、続いて7月に『プロジェクトA2』公開で日本のファンにもっと注目されてたかも。 もしA2にユンファ出てたらジャッキー唯一の共演作という枠になってたかもね。二人とも人気・実力供絶好調の時だし。復讐は夢からはじまるは当時見た時はショックだったね、、
福星イメージしかなかったエリックが殺されるシーンはトラウマだった。 東京国際映画祭の一環として開催された東京国際ファンタスティック映画祭は東京国際映画祭から独立して毎年開催されるくらい好評だったんだけど、
ホラーやSFモノがレンタルビデオブームに上手く呼応してウケたんだよね。
…でその中に日本の一般劇場で公開されない香港映画の中にこんな面白いのがあるぞと紹介されたのが、
『蜀山』『サイキックSFX 魔界戦士』『香港近未来バイオレンス 爆烈戦士』『香港トワイライト・ゾーン 摩訶不思議物語』
『サイキックアクション 復讐は夢からはじまる』『ファントムブライド-鬼新娘-』といった作品郡。
(いずれもゴールデンハーベスト作品)
これらがポニーキャニオンからビデオリリースされ後に香港エンターテイメントレーベルとなった。
(『蜀山』はファンタ上映後'87年4月に全国東映系で『蜀山奇傅 天空の剣』のタイトルで短縮版が『湘南爆走族』の併映として劇場公開。
ユン・ピョウが歌う主題歌が独自に入れられた。後にリリースされたビデオは香港オリジナル版) BSプレミアムでキンフー作品を一挙放送してほしいな 香港エンターテイメント映画祭で上映した作品は順次ビデオ化された。
まず映画祭開催と同月の'88年12月に『新Mr.BOO!香港チョココップ』『マカオ極道ブルース』をリリース。
翌'89年1月にリッキー・ホイとジャッキー・チュン主演ホラーコメディ『バンパイア・コップ』、2月にウォン・チン主演『ゴーストキング』をリリース。
いずれの作品も字幕スーパー版のみ。 爆裂戦士とか香港トワイライトゾーンとかも、結構ダークな印象。ゴールデンハーベストの作品ってジャッキー、キョンシーの明るく健康的な印象だから、子供の頃とかに見ると衝撃的。
復讐は夢からはじまるの、高速道路を空撮するシーンとか、当時にしてはかなり斬新だよね。低予算だとは思うけど、作り手のすごい情熱を感じる。 '89年4月には前年8月公開の、『ポリス・ストーリー香港国際警察』の続編『九龍の眼 クーロンズ・アイ』を字幕スーパー版・日本語吹替版でリリース。
香港エンターテイメント映画祭で1番の人気作となったオールスター大作『冒険活劇 上海エクスプレス』も字幕スーパー版・日本語吹替版で同時リリース。
当時のビデオでーたによると一般の劇場未公開作品で字幕吹替同時リリースは初とのこと。
翌月5月にはアレックス・マンとチン・シュウホウ主演『復讐の夜想曲(ノクターン)』がリリースされるがこの作品、なんと初の日本語吹替版のみの発売で字幕スーパー版無しとなってしまう。
当時のレンタル業界でかつて相手にされていなかった吹替版の認知と需要の変化が窺える。 '89年6月には日本の香港映画ファン待望の福星シリーズ第4弾『十福星』がリリース。
ジャッキー・チェン、ユン・ピョウが未出演の為か日本での劇場公開が見送られた作品だが新たな福星メンバーにアラン・タム、アンソニー・チェン、アンディ・ラウ、ケント・チェン、ビリー・ロウを迎えた。
更にGHのライバル社シネマシティのドル箱『悪漢探偵』シリーズからカール・マック、シルビア・チャンの刑事コンビが特別出演。
(『悪漢探偵』シリーズと同一キャラかは不明だが役名は同じ。また長官役ウォルター・チョウは『福星』『悪漢探偵』両シリーズで上司役で出演)
前作『復讐の夜想曲』では吹替版のみのリリースだったが『十福星』はまた字幕スーパー版・日本語吹替版の二種が発売された。 '89年7月にはケニー・ビー監督主演、チョウ・ユンファ、ジョイ・ウォン、アニタ・ムイ主演のコメディ『殺したい妻たちへ』が字幕スーパー版・日本語吹替版でリリース。
映画祭の作品は10作中以上8本が発売された。
(『七番目の呪い』は東宝東和から借り受ける形で上映。後に東和が『セブンス・カース』の題で全国公開、ビデオ化。『画中仙』ビデオ化はひとまず見送り。) '89年10月にサモ・ハン・キンポー、ケニー・ビー、ジョイ・ウォン主演のコメディ『サモ&ケニー 人質に気をつけろ!』がリリース。また日本語吹替版のみに戻る。
更に『五福星』の姉妹編として製作された'84年作品「神勇双向炮 POM POM」を11月に『新ポリス・ストーリー』のタイトルでリリース。
('93年のジャッキー・チェン主演作"重案組 CRIME STORY"は『新ポリス・ストーリー NEW POLICE STORY』の邦題で公開。この件に関して東宝東和はポニーキャニオンに事前におことわりしたそうな)
12月に『ミラクルファイター』をリリース。両作ともに日本語吹替版のみだった。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています