ヨーロッパ諸国、ロシアの映画黄金期について
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ヨーロッパ諸国やロシアの「映画黄金時代」はいつなのでしょうか?
自分が見聞きした限りでは、
フランス・・・1930年代、1960年頃
ドイツ・・・1920年代(表現主義時代)
イタリア・・・1950〜1960年代(ネオ・レアリスモ時代からしばらく)
ロシア・・・(エイゼンシュタイン、プドフキンらの時代)
スペイン・・・???
ポーランド・・・1960年前後(ワイダ、カワレロウィッチらの時代)
イギリス・・・???
というような印象です。政治状況、戦争、革命と関係あるようで、関係ないようで。
第一次大戦後のドイツ、第二次大戦後のイタリア、日本のことを考えると敗戦国は映画界では強くなりますね。
色々と雑多に知りたくて、スレを立ててみました。
よろしくお願いします。 フランスは1980年代も黄金時代だろ
リュック・ベッソンやパトリス・ルコント、ジャン=ジャック・ベネックスら新人が台頭
ゴダールが劇映画復帰、エリック・ロメールも傑作連発してた 20年代〜32年頃の代表的作品を見てみると、ドイツを中心にフランス、ロシア等の総計がハリウッドを喰っている。そのハリウッドでもシュトロハイムはオーストリア出身、チャップリンはイギリス出身、ルビッチはドイツ出身だ。 スウェーデンの1920年代前半も忘れちゃいけないな
シェーストレーム、スティルレルとかがいた
2人ともハリウッドへ引き抜かれちゃったけど・・・ イタリアは70年代まで伸ばすべき。ひまわり、ベニスに死す、アマルコルド、ベルトリッチ(暗殺の森、ラストタンゴ、1900年)、家族の肖像、ソドムの市、サスペリア、ゾンビ… >>5の他に愛の嵐、流されて、木靴の樹も。 >>2 レオス・カラックスなんかもいたね。 あと、ネオリアリズモは40年代後半が主だから、イタリアは戦後から70年代までかな。連投失礼。 >>3 ハリウッドへ渡ったドイツ人巨匠や名優たちはいるけど、そこ除いても映画ファンの常識的知識として
ロベルト・ヴィーネ『カリガリ博士』(1919)
エルンスト・ルビッチ『パッション』(1919)
パウル・ヴェゲナー『巨人ゴーレム』(1920)
フリッツ・ラング『死滅の谷』(1921)
F・W・ムルナウ『吸血鬼ノスフェラトゥ』(1922)
フリッツ・ラング『ドクトル・マブゼ』(1922)
F・W・ムルナウ『最後の人』(1924)
フリッツ・ラング『ニーベルンゲン』(1924)
E・A・デュポン『ヴァリエテ』(1925)
G・W・パブスト『喜びなき街』(1925)
フリッツ・ラング『メトロポリス』(1926)
アーノルド・ファンク『聖山』(1926)
フリッツ・ラング『スピオーネ』(1928)
G・W・パブスト『パンドラの箱』(1929)
フリッツ・ラング『月世界の女』(1929)
G・W・パブスト『淪落女の日記』(1929)
ヨーエ・マイ『アスファルト』(1929)
ジョセフ・フォン・スタンバーグ『嘆きの天使』(1929)
フリッツ・ラング『M』(1931)
G・W・パブスト『三文オペラ』(1931)
レニ・リーフェンシュタール『青の光』(1932)
フリッツ・ラング『怪人マブゼ博士』(1932)
ドイツ強すぎる。これがナチス政権(1933〜)と共に消滅するんだから、ナチスも凄いといえば凄い。
ていうかナチの『オリンピア』って糞つまんないんだけど… イタリア映画が80年代以降、急に存在薄くなったのは何でだったんだろう?
80年代以降だと「ラスト・エンペラー」「ニューシネマ・パラダイス」「イル・ポスティーノ」「ライフ・イズ・ビューティフル」とか個々の作品が浮かんで、線じゃなく点になっちゃう感じ
まぁベルトルッチ、タヴィアーニ兄弟とかいるんだけど、新しい人がトルナトーレぐらいしか思いつかないな イギリスはコンスタントに今でも続いているが、特に活況を呈したのが40年代後半(ハムレット、逢びき、赤い靴、第三の男等)と90年代〜2000年代、ちょっと寂しかったのが70年代かな。異論求む。 >>8 手軽にウィキで「主なサイレント映画」を調べると、
h ttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%83%88%E6%98%A0%E7%94%BB
イタリアは「カビリア(1914)」しか載ってない。
これは名前は知ってるけど見る機会ってないよねぇ。。ググれば「1914以前のイタリアの大スペクタクル映画」が分かるけど、知名度ならフランスのサイレントの方が凄くないかな? カール・ドライヤーとかルネ・クレールとか。。 >>12 それこそイギリスの逸材はすぐアメリカに行っちゃうんでは?
イギリスはロック、ポピュラー音楽の歴史が凄いわりに映画が薄い
デヴィット・リーンもハリウッド大作に走ったし
純粋にイギリスっぽい人っていうと初期のヒッチコックとかキャロル・リードぐらいかな… >フランス・・・1930年代、1960年頃
フランスは1940年代にマルセル・カルネ=ジャック・プレヴェールコンビが映画史上の傑作を連打したし、ジャン・コクトーの全盛期でもあった
1950年代もジェラール・フィリップやイヴ・モンタンとか大スターがいたし、ジャン・ルノワールやベッケル、ブレッソンらの巨匠の充実期、ルネ・クレマンやアラン・レネも勢いがあった
1990年代はリュック・ベッソン、パトリス・ルコントそしてジャン・ピエール・ジュネも出てくるし、ドパルデューやアジャーニが大活躍
後世の評価という点では映画史通してフランス≧ハリウッドかな >>15 50年代は他にクルーゾー、ジャック・タチなんかも。ルイ・マルも死刑台のエレベーター(57年)でブレイク。 >>13
著名な(というか後世に名前が残った)監督と作品があるからこっちの国のほうが凄かった、とは
単純に言えないと思う やっぱり黄金時代を作るには監督だけじゃなくて、その時代の圧倒的なスターもいなくちゃなぁ。。それかスピルバーグみたいな誰でも知ってるプロデューサー。
1920ドイツ→エリッヒ・ポマー、エミール・ヤニングス、マレーネ・ディートリッヒ
1920ロシア→イワン・モジューヒン
1930フランス→ジャン・ギャバン、ルイ・ジュヴェ、アナベラ
1960イタリア→クラウディア・カルディナーレ、マルチェロ・マストロヤンニ、ソフィア・ローレン
サイレント期のイタリアには誰もいないんじゃないか。 >>18 フランスは60年代の方がスター揃い。ドロン、ベルモンド、トランティニャン、ドヌーブ、アヌーク・エーメ等。ジャンヌ・モローも全盛期、バルドーも女優として充実期。 1915年以前にイタリアで大スペクタクル映画が作られててグリフィスに影響を与えた、て聞いたことはある
ただ当時は映画の地位や一般的浸透度が低かっただろうから、一世を風靡したことは想像しがたい
イタリアの演劇界にはエレオノーラ・ドゥーゼとかいてそっちの方が一般人気が高かったのでは >ただ当時は映画の地位や一般的浸透度が低かっただろうから
イギリスって今でも演劇>映画なんじゃないかと感じる。
(少なくともヴィヴィアン・リー&ローレンス・オリビエの時代はそうだったらしい)
古くはヒッチコック、リー&オリビエ、デビット・リーンからリチャード・バートン、ヒュー・グラントまで、超有名どころはみんな渡米しちゃうよね。
「イギリス映画界を盛り上げるために絶対アメリカへは行かない!」って人いないのかな。 >>21 ケン・ローチ、ピーター・グリーナウェイ、マイク・リーはハリウッドへ行ってないと思う。 逆にキューブリックはアメリカ出身なのに、ロリータ(62年)からフルメタル・ジャケット(87年)まではイギリスで製作している。 横から失礼
ドイツと言えばもちろん表現主義作品だけど、一般の人にももっとニュージャーマンシネマを観て欲しいな
特に「善き人のためのソナタ」とか「グッバイレーニン!」とか「東ベルリンから来た女」とか、所謂オスト映画は白眉のクォリティだと思うのです >>23 「ブリキの太鼓」もニュージャーマンシネマ作品なんだね
ニュージャーマンシネマって「小人の饗宴」とか、奇形に焦点あててるのかな
そうなら1920年代の表現主義と通じてるようで面白い ニュージャーマンシネマはヴィム・ヴェンダース以外地味な気がする
自分が無知なんだろうけど、それにしても80年代以降のドイツ映画はまた停滞に戻っちゃったんじゃないだろうか
パーシー・アドロンとかは出てきたけど・・ >>25 ヴェンダースのピークは80年代だよ。パリ、テキサス(84年)、ベルリン・天使の詩(87年)。 80年代と言えばペーターゼンのU・ボート、ネヴァー・エンディング・ストーリーも。 別に黄金時代がいつだったかなんてどうでもいい。何を基準に決めてるのかも分からないし。
このスレでは意味のある結論は出ない。俺が保証する。 ロッセリーニやゴダールのTV映画時代を無視して、ネオレアリスモやヌーベルバーグを正当に評価するなんて無理だよな
ゴダールはまたロッセリーニから影響されたんだろうな 女子高生コンクリート詰め殺人事件の主犯格4名のやり直し裁判を行う署名活動を皆で東京駅でやろう!!! ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています