そりゃあタワーリングインフェルノとか多数の人物の違った視点で次々シーンが変わる映画は
4時間ぐらい途中の省略があっても当然だし何の違和感も無いですよ。
でもこの映画は船といういわば閉鎖された大きな密室のなかでひとかたまりの少数の人物を
ずっと追っていくわけですよ。おまけに背後から海水がどんどん迫ってくる時間との勝負でも
あるんですね。一体どこに途中で4時間も油を売ってる余裕があるんでしょうか。
って言うか、あの本編を観て脱出行程中に4時間分省略があるって捉えるのは明らかに観察力や
理解力が欠如していますよね。いわゆるゆとり世代なんでしょうか。
ところで真夜中に太陽が出ている不思議な場面についてですがある映画を思い出しましたよ。
ディセントっていう地底洞窟から脱出を図る映画なんですがあの恐ろしい結末をポセイドン〜に
重ねてみると見事に当てはまるんですね。しかも辻褄も合うし非常に現実的な解釈なんですよね。
ですから物語に整合性を求めるならディセント風結末を推しますよ。