この映画がトワイライトゾーンだというのには理由があるのですよ。
この映画で不気味なシーンといえばもう一つの生き残りグループが水没した船首に向かう
ところと遭遇する場面ですが先導する医者が頑なに神父の説得を拒むんですね。
この医者とペアの看護婦の2人は冒頭にもロゴの奥さんを診察する場面で登場するんだけど
両人とも顔かたちや髪型がベルおばさんと旦那さんペアに瓜二つなのね。
二つのペアはもちろん別人なんだけどなんでわざわざこんなそっくりなペアを起用したのか。
ベルおばさんは自己犠牲で牧師を助けた天使みたいな役柄なのに一方の瓜二つの医者ペアは
地獄への道先案内人。一つのシーンで相反する性格の瓜二つの登場人物が登場する理由は何か。
つまりこの場面でもう既に現実のものではなくなっているということを表現しているんですね。
この映画がトワイライトゾーンだという理由が分かりましたか。
だから真夜中に太陽が出ているってのも普通の事で言わずもがななんですよね。