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再婚相手のヴェロニクさんはフランス人記者で、ヨーロッパに来ていた
ペックを取材して一目惚れ、ペックも美しく聡明な彼女に惹かれ、交際
期間を経て結婚を決意、それまで尽くしてくれたグレタ夫人に許しを乞い
離婚成立、ペックが映画界デビューの前、トラック運転手をしていた頃に
結婚したグレタ夫人ははっきり言うと背の低い不美人、そのためか常に控え
めで人前に出たがらず、大スターの奥様は務まらない人でした、だからこそ
もめることもなく身を引いたといわれています。
彼女が自殺したとは知りませんでしたが、離婚から50年も経ってのことだから
ペックには関係ないでしょう。
1963年、アカデミー賞を獲ったときの「映画の友」に、小森和子さんが書いて
いました、記憶を辿ると「ペックってあんな誠実そうな顔して、若い美人と
結婚するために糟糠の妻を捨てる冷たい男だったのね、キラーイッ! と当時は
思ったものでしたが、ヴェロニクさんは賢夫人だしペックも別れたグレタ夫人に
ずっと手厚くしてあげて良好な関係を保っていることを知り、改めて惚れ直しました」