エルンスト・ルビッチ総合
ハワードホークスといい、新年から良スレが立ってるな
>>1乙
レンタルとかで見られるのが限られてるけど、
俺の個人的ベスト3は
1「生きるべきか、死ぬべきか」
2「天国は待ってくれる」
3「天使」
次点:「淑女超特急」
「極楽特急」「生活の設計」は大スクリーンで7〜8年前に見たけど、状態が悪いのか古くさく感じたな
「街角」はマターリしすぎてて個人的に苦手・・・「ニノチカ」は嫌いじゃないけどグレタガルボがオバサンすぎないか?
「天使」のマレーネディートリッヒと同じぐらいの年だと思うけど、「天使」のディートリッヒはよかった
「淑女超特急」影薄すぎ。おもしろいのに
次は「小間使い」見るかな。 >>4
d
精力的に観たのはもう20年近く前で殆ど忘れてるから
アリガタス
久しぶりに見直したくなってきた
ルビッチを知ったのはクーパーがきっかけだったけど、彼の出演作は
いまいちしっくりこなくて結局、サイレントの活弁付きのバージョンが
お気に入りに。
個人的には桃色の店(街角)は割と面白く見た記憶があるなあ。
DVDの多くがお値段高めのジュネスから出てるから見にくい。 ジュネス企画さんにはまだネットがなかった頃、
日本で発売されていない映画のVHSを海外からよく取寄せて貰ったなあ
権利や利益の関係だとは思うんだけど、
日本の大手は古い作品のソフト化に積極的ではないよね
そういう意味ではとても有り難かった思い出が
もう少し安ければさらにいいね IVCみたいにジュネスも名画を廉価版で出してくれればいいのに。 クーパーは身軽なキャラがこなせるからルビッチ向き、と思われたんだろうけど、
けっきょくはマジメなキャラの人だから難しかったな ルビッチだったら、クーパーのライバル視されてたクラーク・ゲーブルのほうがよかったな。
「或る夜の出来事」みても、晩年の「先生のお気に入り」見ても、ゲーブルのコメディの才能は秀逸すぎ。 風と共に去りぬのゲーブルとVリーのかけ合い、かなり笑える場面もあって、一歩まちがえたら喜劇w
すごい役者たちだ >>1
ルビッチ、「都会派喜劇の神様」みたいないわれかたをよくされてる
じっさい、神ががってる何かを感じる
自分で気づかないぐらい魔術的な効果を生んでしまうような巨匠
ルビッチ、スタンバーグ、古くはメリエスやドイツ時代のフリッツ・ラングにただよう空気
もう少し時代が後になるとゴダール、ベルイマン、溝口がもってる何か
ルビッチは30年代にいったん監督業中止するけど、その後の「天使」以降になるとグッと見やすくなる
あの3、4年の間に何か身につけたのかな? それともハリウッドの技術が急激に進化した時代だったのか?
晩年10年ぐらいの作品は繰り返してよく見る
ドイツ時代なんか面白いのかな・・・いわゆる表現主義映画とは合わなさそうだがなだけど
とりあえず確認する手段もない・・ >日本の大手は古い作品のソフト化に積極的ではないよね
そういう中で「ルビッチ生誕100年祭」はよくやってくれたね
あれでクラシック映画みるようになったファン、けっこういると思う
1992から10年近く、色んな映画館であの3本が繰りかえし上映されてて、3〜4回見に行ったよ 叩かれそうな発言しちゃうぞ
俺は弟子のビリー・ワイルダーの方が好きだな。庶民的で、ちょっと下世話で。
ルビッチは、なんかこう・・・洗練されすぎというか、悪く言えば気取っていて、
性に合わない。 ルビッチの映画は貴族とか金持ちが出てくる映画が多いからな。
あとは芸人か。いわゆる普通の人はあんまり出てこない。
ワイルダーは時代に合わせて中流サラリーマンの世界だから大勢に
受け入れられた。 ワイルダーの中期作(60年代頭)ぐらいになって、ようやくジャック・レモンのような
庶民派三枚目が、主役を張れるようになった感じだな。
ルビッチの時代は、なんだかんだいって、女の扱いに慣れた二枚目のプレイボーイが、
ヒロインをキザったらしいセリフ連発でからかいつつ、
だんだん本気になってゆき、最後にモノにするっていうパターンばかりだったし。
そしてヒロインの方は、今でいうツンデレ系ばっか。
最初はプレイボーイに反発、デレるともう完全に骨抜き状態に。
だから、ニノチカなんて、脚本は面白いし凄いと思うけど、
キャラクターそのものが、正直、食傷気味なんだよね。
あんたらみたいなの、他の古典ラブコメでさんざん見たよ・・・って思ってしまう。 ワイルダースレも落ちやすいんだよなあ・・・
ヒッチコックとかに比べると、なぜか話題が尽きやすい。 引き際とか死に際がいいのは作風と同じ
「天国は待ってくれる」あたりがラストなんて上手すぎる
それでも長い間活躍してるし
ドイツ時代とか見たこと無いけど、ハリウッドで最初に成功した「禁断の楽園」があったら見てみたい
分かりやすい路線狙ってるだろうし ルビッチが自伝を書かなかったのは大きな文化的損失。
ジャン・ルノワールばりに面白い本を書いただろう。
ルビッチ・脚本のみの「真珠の首飾り」も傑作だった。
肝心のところで読者に謎かけするみたいな、無駄ない文を書いたはず。
あとルビッチは弟子のワイルダーじゃなくて、スタンバーグと比較されてたらしい(日本の批評家の間だけか)。
同じドイツ語圏からハリウッドへ渡ってサイレントの同時期に成功、30年頃に破竹の勢いだったから。
男目線で女を描かせてあれだけ巧みなのは、ルビッチとスタンバーグだな(後年はベルイマン)。 だってまだ現役バリバリの頃に急死しちゃったんだから、
過去を振り返って自伝書くような、年齢でもポジションでもなかったろうに。
あと20年長生きしてたら、そういう心境になったかもしれんけどねえ。
なんにせよ55歳じゃ、まだ映画監督としては中堅クラスの年代だったから惜しい。
60年代まで頑張って、全盛期のワイルダーとの師弟対決を見たかったよ。 ルビッチが生きてたらワイルダーは50年代以降のもろコメディ路線に行かなかったんじゃないか・・・
ワイルダーは40年代のノワールな作品が軽視されすぎ
「深夜の告白」はもちろん、「異国の出来事(ディートリッヒ主演)」も重厚さと軽妙さがまざっておもしろい
40年代、ルビッチの影響を受けながら、ワイルダーなりの世界をうまく作ってた ワイルダー関係に限らず、その話題が嫌なら、自分でネタふればいいだけ まあワイルダーとルビッチの関連性って言われる程感じないけどな。
ワイルダーと三谷幸喜もそうだけど。 ルビッチとワイルダーは「師弟関係」だったし、三谷は明らかにワイルダーに影響を受けてるから
関連性がないことはないが、まあ、その線で進めるとスレチになるのは明らかだな。
ワイルダーや三谷幸喜を絡めないとルビッチを語れないのは結局、ルビッチの知識がない奴が書いてるからだろうな。
「街角」、90年ごろに再評価されたっていうから見たけど、
「生きるべきか死ぬべきか」「天国は待ってくれる」の濃さ、
「天使」や「ニノチカ」の重さと軽さの絶妙ぶりを見た後だったから、ほとんど印象に残らなかった
ジェームススチュワートはいい役者だけどルビッチには軽すぎる気がする
ゲーリークーパーのほうがルビッチ向きだと思う
ほんとはスペンサートレイシー主演を見たかった
でも親しい連れが「街角」好きなんだよなw 適当に話あわせてるけど >>30
ラスト二行、そういう嫌味ったらしい事を言う奴に限って、自分からは話題を出さないんだよな。
ああ、これ一般論ね。
ルビッチ最高!陽気な中尉さん萌え! 煽りレスは無視しましょう
ルビッチスレらしく
自分はルビッチの「シネ・オペレッタ」は未見
多分損してるんだろう
5年ぐらい前に1度ドイツの「会議は踊る」を見たときの高揚感はありありとよみがえる(ストーリーよく覚えてないけど) 入門には「天使」が一番だね
難しくないし、ルビッチらしさ満載だ
マレーネディートリッヒって名女優だよ
「情婦」よりずっとすごい演技してる h ttp://forum.quizznblind.net/showthread.php/7944-50-plus-grands-r%C3%A9alisateurs
「フランスの批評家たちが選んだ、映画史上の監督ベスト50(2008)」だって
ルビッチ13位
そんなもんかな
10位内はいってても全然驚かないけど 選ぶ人間が若くなってるから古い映画は不利だよ。
「史上ランキング」って銘打つ以上、原則的には後から生まれたほど見なければいけない映画が増えるってことだから。
多分、実際にはセレクトされた作品の中からだけ選んでるんだろう。
それで13位はかなり健闘してる方だと思うよ。 同じドイツのムルナウの9位のほうが驚き
日本にいるからか、まず見る機会がないし
見ても理解できる自信ありとはいいきれない よく出来てるとは思うけど、今の感覚で見るとさすがに「古いな」という感想は否めないね。
そういう意味ではワイルダーの方がまだ面白いと思える部分がある。
もっとも、今の10代から見ればワイルダーの笑いも「古い」と感じるんだろうけど。
「喜劇」は一番時代に影響されるから難しいね 「生きるべきか死ぬべきか」を超えるコメディ(風刺喜劇)にはまだ出会えないな
自分のなかで、これと同列なのが「チャップリンの殺人狂時代」
あと「赤ちゃん教育」を合わせて、個人的コメディベスト3
「昔のはよかった」っていうつもりはないけど、半世紀以上たって、ますます輝きを増すのが驚異
ワイルダーも嫌いじゃないですよ、決して
赤ちゃん教育はキャサリンヘプバーンにイライラしてなあ 正直ワイルダーの笑いのセンスはいまいちだと思う。わかりやすすぎますよ。 ルビッチのDVD、レンタルに少なすぎる。
みんなのところはどうだろう?
VHSのころは、ルビッチコーナーも見かけることがあった。
今なんか、置いてるのが「天国は待ってくれる」「ニノチカ」ぐらい。
90年代〜2000年代の全国の劇場のルビッチ特集はにぎわったのに・・・せめて日本でも知名度のある大スターが出てる「天使」「街角」「生活の設計」は置かなきゃな。
大げさに聞こえるかも知れないけど、ルビッチを置いてないのは日本の映画文化のショボさの表れ。
フリッツ・ラングは生誕120周年記念で、さいきんツタヤにも出回り始めた。
ところでルビッチとフリッツ・ラングって親交あったのかな?
聞いたことないけど。
ルビッチでよかったもの。下記2つ
1.ウィンダミア夫人の扇
扇の使い方。この扇であいつ(夫人)を叩いてやると意気込んでいた娘がその扇で
窮地に陥るところ。またそれを助ける夫人が,まさにそのために娘の夫?
に悪く思われるところ。。等,人間関係の流転。
2.私の殺した男
最後のピアノを弾く所は本当に胸がつかえた。うまいと思った。 ルビッチ、て響きがすでに神がかってるなw
「生きるべきか、死ぬべきか」をつくったルビッチは、「チャップリンの独裁者」の演説とか鼻で笑ったんだろうか
「チャップリンの殺人狂時代」はたしかにすごかった
しかしルビッチはもう死んでたかな・・・ 大逆転(1983年)
ドン・アメチー,てめえジーン・ティアニー様を嫁にもらっていたくせに
こんな映画でこんな役をやってるんじゃねよ,と思った。
失礼しました。 >>50
なかなか濃密な親交だ
そういや素のルビッチって、あんまり目にしないな
とろこでエルンスト・ドイッチュって人も名優だったんだな
「第三の男」に出てたとは
ルビッチはこういう、第二次世界大戦中にハリウッドへ来たヨーロッパ人に仕事を与える組織のトップで活躍してたんだよな
尊敬するわ
戦争後数年で死んだけど、やるべきことやって満足して死んだのか、疲れ切って死んだのか・・・ >やるべきことやって満足して死んだ
と思うよ。途中だったという説もあるが。