イレイザーヘッド
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'76年米 監督、脚本、美術、編集:デビッド・リンチ 5年の歳月をかけて製作された傑作。ミッド・ナイト・カルトの最右翼。 この映画のスレが2CHに無いというのが、不思議。 なんでもいいから、語れ。 In heaven everything is fine , in heaven evrything is fine ・・・ *** この映画は、リンチの、リンチによる、リンチのための映画、というより、画集。 そういう意味では、>>2 の評価は妥当。 どだい、観客の存在など、はなから、無視している。その点でも痛快。 これほど、観客に媚(こび)していない映画は珍しい。 わが映画、ベスト10の中の一つ。 D.リンチの最高傑作だな。 こういう実験映画は、若い者たちにしか出来ない。 リンチも、その後は・・・・ただの人になってしまった!! これの次がエレファントマンだろう? メルブルックスというのは大した人(変人)だな。 つげ義春の「ねじ式」を、誰か、短編映画で表現してみてくれないかな。 尤も、この「ねじ式」は、既に、ある種の「映像」化を、既に、してしまっているんだが。 つまり、「イリイザーヘッド」は、動く「絵画」だとすれば、 静止した絵画(漫画)「ねじ式」を、誰か、動く映像に、してみてくれないかな。 そういう「実験映画」を見てみたい。 エピソード 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2010/06/26 15:33 UTC 版) ・本作の奇形の赤ん坊があまりに不気味でリアルなので、「牛か羊の胎児を撮影に使った」「いや、デヴィッド・リンチが精巧に作り上げたミニチュアだ」等の議論を呼んだ。 リンチ自身は、インタビューでこの事を聞かれてもネタを明かさず、いかなる質問にも肯定も否定もせず、ただ沈黙を保ち続けているため、真相は不明である。ちなみに撮影中この赤ん坊は、 スヌーピーの兄から名前を取り、スパイクという名前で呼ばれていた、そのためファンの間でもスパイクと呼ばれている。 ・主演のジャック・ナンスは、製作中四年間に一度も髪形を変えなかった。 ・資金が非常に少なかった為、ドアノブを回して部屋に入るまでのシーンに一年半費やした。 上映中、内容がショッキングなので、妊婦は鑑賞しないようにと警告した。 ・撮影場所はカリフォルニアだが、それがわからないように豪邸と馬小屋を貸しきりにして制作した。 たしかに、デート向きの映画じゃぁ、ないわいな。 モハメド・アリのコーチ(?)だかの髪形が、あのジャック・ナンスの髪形に似ていたと思ったが・・・ ↑似ているな。 *** フェリニーニのスレで、リンチは「悪魔の首飾り」に大惚れだったんだろうと、 書いていた人がいた。そうかも知れない。 これらの映画には、「生首」「悪魔」「悪夢」「偏執」という共通項めいたものもある。 オレには、どちらも大好きな映画なので甲乙つけがたい。 どちらの映画も、賛否・好悪が極端に分裂する、まぁ、典型カルト映画だな。 スレ違いだが、モハメド・アリと言えば、やはり、ジョージ・フォアマンとの、 「キンシャサの奇跡」だな。おれは、この試合をリアルタイムでみていたが、 アリの凄さを本当にみせつけられた試合だった。1974年か。 こういう伝説を知ってる人も少なくなっただろうな。 それがさ、もう年とるとこの映画のエネルギーについていけてない自分がいる すごく観賞に疲れるというかあれほど見てたのに・・・ 上に「こういう実験映画は若い者にしか云々」とあるが観賞者も若者を選ぶのではないか ぶつけられる力がぱないよ。ふぅ この映画を、若いヤツラに見せたいんだな。 こういう、実験をしてみろ!!ってな。 「ツインピークス」なんて、ただの、お遊びさ。 インランド・エンパイアが全米批評家協会賞実験的映画賞を獲ってたが シノプシスを決めずにやるってツイン・ピークスでもやってたし (ローラー・パーマー殺人事件の真相は 最初から決まってたと言ってるがそれも嘘っぽい) マルホランド・ドライブも撮影中に話を完成させたらしい さらに言えばロジャー・コーマンやらジョニー・トーは 撮影の時に脚本が無いって噂がある 確かにインランド・エンパイアは名作だけど 今更実験的映画賞とは全米批評家協会はよく分からんな どこが実験的だと判断したんだろうか…? リンチは間違いなくカルトムービーオタといった側面を持ってると思う。 カルトアート(こんな言葉は無いと思うが)方面とかもね。 ケネスアンガーの手法とかもろに使ってるでしょう。 リンチが専念するのは輝かしき、古き良きハリウッド的な世界を悪夢、例えば「悪魔の首飾り」的な感覚で埋め尽くし脱構築(古い)させる、 て事だと思いますが、だから内容なんかどうでもいいよう、とか思ってるんじゃないでしょか。 そこ突っ込まれても困るしーとか。ケムを撒きすぎの気もしますが。 そういった意味でリンチは徹底して映像派なんです。 しかし、その商業映画としての落とし所が見事。 自分でも分からなくなり、それでも無理やり感動させるんですから。 >>17 さん→ >>18 さん、及び >>19 さんの 丁寧なご回答を参照願います。 *** ま、全くもって個人的な感想を述べますると、ともかく、この映画は、>>2 さんが、 鋭く指摘されているように、オナニー、つまり、「監督、脚本、美術、編集:デビッド・リンチ」 なんですね。しかも制作に5年もかけている。 おそらく、彼は、彼の頭の中に有る、或るイメージを、それのみを徹底的に、追求したのではありますまいか。 自身に内在するイメージを、それのみを、徹底的に追及し、それを映像として表現化する。 それは、言うは易く、行うは難いことです。その徹底性を純粋に究めれば、 その結果は、実験的なモノにならざるをえない、ということです。 人は、歳をとるにつれて、いろいろな意味で、妥協していくものです。 そのような妥協を一切せず、自身の内面のみの追求をするというのは、若さの特権とも言えるしょう。 では、この映画の、どこが具体的に「実験」であったのか? その回答は、結局、この映画を観る人が判断すべきことです。 (結論は、まぁ、そう逃げておきましょう。シラケましたか? すいません。) 「ツインピークス」と言えば、wowowの開局の目玉番組として放送されたんだよな。 おれは、このエサに引っかかって、wowowと契約してしまった。16に言わせれば、この番組は、お遊びだそうだが、 おもしろかったのは確かだな。特に、オープニング時の映像は、う〜ん、だった。 ところで、リンチとバダラメンティがプロデュースしている、この番組の音楽CDがあって、おれは、それを持ってるのだが、 この音楽の中で、特に印象的なのは、「DANCE OF THE DREAM MAN」。 これは、たしか、このシリーズの最終回だったと思ったが、奇妙な、小人が出てきて、 ダンスするところで流れた曲。この場面は、いかにも、リンチ的映像だった。 リンチの奇妙な畸形趣味ね。 ついでに書き込んでおくと、この音楽の歌詞はリンチ自身のものもあって、 それを読んだりすると、リンチの深層心理が、すけて、見えてくる。 例えば、 Night so dark Where are you ? Come back in my heart so dark, so dark, so dark とか。 闇の中での、かすかな光への切望、みたいな感じね。 「イレイザーヘッド」にも、それが、ちらちら見え隠れしてるだろ。 女性がダンスしながら気持ち悪い何かを踏み潰すやつだっけ? 踏み潰した後嬉しそうにするのが印象深かったよ In heaven everything is fine , in heaven evrything is fine ・・・ インランドはわけのわからなさに飽きてくる ヘッドはわけのわからないのは同じだが最後までじっくり見れる ↑ その中間地点の何作かでリンチは評価を大いに上げたよね。 えー、エレファントマンで既に確立してた悪趣味、 ワイルドアットハートでの縦横無尽、 決定的だったのはロスト〜マルホランドかな。 この流れだとストレイトストーリーも悪趣味の一環のように見えてくる。 まだ見てないんですが。というか多分見る事は無いだろうな。 「マルホランド・ドライブ」を謎解き映画として売ったのが リンチの作風を知らないツインピークスも観てない人に受けたみたいだね 「インランド・エンパイア」はDVD買ったけど 最初の一時間くらいほとんどストーリーが進まないのが難点だと思う インランド〜でリンチおじさんは 実は私の映画って別に意味ないんですよ てのをバラしちゃったから もう底が見えちゃったかな?と思ったけど むしろリンチワールドまだまだ深いね そうか、ツインピークスがありましたね。すっかり忘れてた。 今でもあのシリーズがかくも熱狂的に受け入れられた理由が分からないすよ。 今日、仕事で会ったおばさんの頭がイレイザーヘッドで笑をこらえるのが大変だった カテキョの生徒に こういう映画がある ってストーリーを語るんだが 「わけがわからない、そんな映画あるわけがない」を みんな言う >>1 え、こんな昔だったっけ… これって白黒だったよね? >>31 もちろんモノクロさ。1997年にはリンチ自身が新たに音響などに手を施した「完全版」がビデオで発売された。 不快感を、より一層、深めたノイジー・サウンドだとよ!!! 聞こえてくるのは遠雷のような「ノイズ」だけ・・・ それと、ラスト近くでの、奇怪な男の、火花散る旋盤の摩擦音。 この映画にハマッたら、なみの映画などアホらしくてみてられない・・・ 貧乏暮らししてるのに 奥さんが妊娠したのが不安でしょうがないときに できた映画とか言ってなかったっけ そうだったのか あの赤ん坊はなんであんなに首が長いの? アメリカの鉛筆の尻についてる赤い消しゴムってマジで性能悪くて消えないんだよなw この映画であれは脳みそというオチを見て爆笑して納得したよ 爆笑か。あんたは、おおものだ! 将来、みこみあるぞ。 >>41 いや、先行きあまり明るくないおっさんなんだぜ アメリカの小学生時、日本製の消しゴムの優秀さに 皆感動して貸してくれ貸してくれと大人気、しまいには (多分)盗まれたのもいい想い出 それくらいあの鉛筆の後ろについてる消しゴムはうんこ 消しゴム付きの鉛筆か。今も売ってるのかね。ありゃあ、特許ものだ。 日本の特許か? 砂ゴムって、今、知ってるヤツいるか? あれも重宝だった。 尤も、いまどき鉛筆使ってるのは、どこぞの三文文士ぐらいのものだろう。 なんかインタビューとか見ると あのイレイザーヘッドのシーンを思い付いたのが切っ掛けで この映画を撮ろうと思ったとか言ってるが 発言の意味が全く分からん… スパイクとかラジエーターガールも意味不明だけど それなりに物語に関わってくるし よく考えれば解釈できない事も無いけど なんであそこで消しゴム工場の夢を見るのか全くわけが分からん わけのわからんのが、この映画の魅力で・・・・ つまり、「観客」など、ハナから無視してんのさ。 スパイク=ジェニファー・リンチで 当時リンチは父親になるのを嫌がってたから その感情がこの映画になってると本人は言ってるね 最もリンチおじさんは嘘吐きなんでどこまで本当か分からんが そう考えると結構解釈できる 町山智浩の説だとポランスキーの「反撥」という映画が元ネタになってるとか 反撥は処女の悪夢というか「女」になる事を極端に恐怖する娘の話だから 共通性はあるね・・・ それと反撥はエクソシスト、ポゼッション等にも影響を与えてると思う。 すげえ作品ですよ。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
read.cgi ver 07.5.1 2024/04/28 Walang Kapalit ★ | Donguri System Team 5ちゃんねる