キートンの晩年はそれほど楽ではなかったと思う。
全盛期に建てた豪邸を手放したくらいだ。
その豪邸を購入したジェームス・メイスンが、
ガレージに積み上げられたフイルムの山を発見して、
そのおかげで現在、キートンの作品群を見る事が出来る。

チャップリンと違い実業家の才覚は全く持ち合わせてなく、
自分の作品の経済的価値なども考えていなかったようだ。
宵越しの銭は持たぬ感じの芸人バカだったんだろうな。