トトへのアルフレードの愛ゆえ、トトは故郷やエレナと離れ離れに。
故郷に束縛されていたら成功もなく、エレナと磁石のようにくっつい
ててもいずれは腐れ切るとアルフレードは分かっていた。
長い年月を隔てて故郷に帰れば、なつかしい土地や人に再開できる
とアルフレードは旅立つトトにそう言い聞かせた。
ひたすら故郷を忘れて、誠実に頑張った無音のような大人時代。
アルフレードの訃報で故郷に立ち返るかたちとなったトトの運命。
そこで数々の思い出や友人、家族に再開し、懐かしさに包まれるトトは
エレナとも再開し、溢れかえる長年の感情のなか束の間の大恋愛と掴む。
「クライマックスはまだだ」とトトは言い、人生の原点である“フィルム”に
長かった人生の腰をやっと下ろした。
走馬灯のようにスクリーンを巡る愛の総集に、こらえきれずにあふれた涙。

これはオリジナル版の大雑把な内容だけど、
がっかりするほど内容のない映画ではない筈だがなぁ
好きになれないは有りだとしても、糞だと決め付ける理由が見当たらない