大野裕之の功績はヒューマニズム一辺倒の淀川長治的チャップリン像をやんわりと否定しながら
資料を掘り起こしてチャップリンを映画人としてまともに見たことでしょう。
NGフィルム全テイク資料とかすごい仕事だと思う。
ここでアンチが言うような俗受けのヒューマニズムの再生産は、彼はしていない。
むしろ俗受けのヒューマニズムを否定していると公言してる。
淀川の映画愛とも蓮實のレトリックとも違う
師匠の浅田彰ゆずりの情報処理だと思うんだがな。