オリビエ卿を戦中戦後に限ってやってみる(スパルタカスから始めて、シェークスピア、カーツームとかやってるとえらい手間だ)。

英国の戦いを見事に指揮して独空軍を撃退した卿は、医者としてオランダのアーンエムに隠棲する。
しかし遠すぎた橋を抜けなかった英軍将兵の治療に専念する羽目に陥り、家まで追われてしまう。
戦後アメリカにわたった卿はコーンパイプをたしなみ、サングラスを愛用するようになる。
国連軍の総司令官に任命され、もう少しで日本海に追い落とされそうだった米・韓国軍を、奇跡のインチョン上陸で、半島付け根まで押し戻す。
平和な戦後が数十年続いたが、実はナチだったことがばれて、正体を知ってそうな虚弱な大学院生を歯医者拷問にかけるが(アーンエムでは歯科医もやっていた)、マラソンで逃げられた上、逆襲されてしまう。
卿は急遽ナチハンターになり、ブラジル出身のガキどもを調査しつつ、メレンゲを追い詰めて、大柄な大根役者のような死の天使と肉弾戦を繰り広げ、勝利するのだった。