「男性的な攻撃性が、男女の間に壁をつくって親密さを破壊し、社会問題を引き起こしている」、とキンケイド氏が悲観していることは、まさに今日本で起きていることそのものなんだよね。

日本はある意味、hofstedeの文献を参考にしても世界一の男性的な社会であり、労働とお金に対する信仰が強い。
そして、同時に格差社会、低福祉社会だし、経済競争があまりにも強調される。
(北欧や西欧の女性的な福祉国家とは異なる。)

この日本社会の男性的価値観が影響して、日本は少子化なんだし、社会的プレッシャーからくる自殺が絶えない。

また、アイオワという社会の閉鎖性、過剰労働の夫と欲求不満な妻は、今の日本社会そのものではないかと思う。

単なる恋愛映画ではなく、日本社会はこここらヒントを得るべき点が多いと思う。