ルベルが思い当る国の捜査関係者トップに問い合わせをするという決断をしたから
こその発見でもあるからねぇ。結構そういう地道な調査から着手ってのが刑事の発想
なんだろうし、まさに適役だったって事で。まぁこんな暗殺を請け負うような凄腕の暗殺者
ならどっかに噂の一つくらいは転がってそうだよ。

で、映画ではジャッカルがドミニカの独裁者トルヒヨ暗殺に絡む話に唐突に出てくるけど、
原作ではもうワンクッション置いてて、キム・フィルビーの事件(←MI6にソ連のスパイが
居て、それがばれる直前にソ連に亡命した事件)の混乱で戻ってきた奴がいて、そいつが
聞いた噂が…となってる。フォーサイスは実在の話を上手い事この話に絡めてると思ったよ。


で、ルベルで一番気にいってるシーンは電話盗聴のテープを会議で披露した後
大臣「あの録音はよくできたね」
ルベル「皆さんを盗聴しました」
会議の全員硬直…