ヒッチコック 『裏窓』
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お前らみんな、映画術読んで、出直してこいや。
それか、DVD買って穴の開くほど見直せ。 小学生の頃、市営住宅が立ち並ぶ地帯のすぐ横のマンションに住んでた。
自分の部屋からちょうどこんなふうに一棟のベランダが見渡せたんだけど、
その雑然とした生活観がなんとも厭らしくて一種の恐怖を感じてた。
個人的には、そういうジメっとしたサスペンス的な雰囲気が好きだな。
それじゃ2時間ドラマになるかw
このまえトパーズをみたが、10年前に見たときは感動したが
いま見たら並ちょい下くらいだった ヒッチコックとトリュフォーの対談本『映画術』だったかな?
タイトル違ってたらすまん。
一家に一冊あってもいいw >>47
では遠慮無く。
「めまい」で、謎解きをクライマックス前に持ってきた演出は評価できない。
巨匠自身の演出意図を聞いた後でも感想は変わらない。 巨匠はドンデン返しが お嫌いなのか?
訪れたであろうサプライズを壊されてガッカリした巨匠ファンは世界にどんだけいるだろう。 ミステリー映画ではなく、フィルム・ノワールに分類する向きもあるからなぁ。 何回繰り返して見てもワクワクするのは「バルカン超特急」あたりから「裏窓」まであたりかなあ。。
>>48
そういう嗜好の人はヒッチ先生の名作傑作群ではなく
ツタヤの「ドンデン返し映画」って棚に並んでいる映画を順番に見ていけばいい。 >>51
原作は謎解きスタイルなのに、それを外すのは惜しいんじゃないか?…と思ったまでです。
「バルカン」では謎解きやってたのにね。 >52
原作を読んでいなくても死体が揚がらなかった時点で、大方の映画ファンには、キム・ノヴァクは
死んでいないな、と分かってしまうものなのです。で、どんでん返しでやっぱり生きていた、と
分っても、やっぱりな、分ってたよ、大した映画じゃないや、となってしまうのです。
そこが小説とスターが出演するハリウッド映画との大きな違い。
>>53
ドンデン返しとしての底が浅いから、フェティズムの側面を強調した訳ですね。
巨匠に意見してすむません。 ヒッチコックは裏に住んでいる作曲家がだんだん作曲しようとしている曲が映画の最後までに出来上がっていくようにしたかったみたいだ。
でもオファーした作曲家がそのようにわかる曲を作曲しなかったとか。 ヒッチコックの総合スレッドが見あたらないのでここで質問します
「ゆすり」「舞台恐怖症」「ロープ」「疑惑の影」の四つのうちで
いちばんのおすすめはどれですか? 一般的には多分↓こんな順
「疑惑の影」>>>「ロープ」>>>>>「舞台恐怖症」>>「ゆすり」
ついでに俺的には↓こんな順
「ロープ」>「疑惑の影」>>>>>>「舞台恐怖症」>>>「ゆすり」 >>58
回答ありがとうございます!
検索してあらすじなんかをしらべてもおもしろそうだし、「ロープ」から見ることにします 「ロープ」は実話元にしてる陰惨な話だよな
有名な撮り方してるけど 「ロープ」って、編集無しで生の一発撮りだったんだっけ?
いや、ロール・チェンジ以外でも、カットを割ってるよ。
もちろん、それでも、恐るべき仕事ではあるんだが。 >>62
冒頭の数秒間のシーンだね。
全編部屋の中限定撮影…しなかった理由を 先生は明かさなかったんだっけ? たぶん、何も言っていないと思う。
でも、「全体から部分へ」ということを、トリュフォーとの対談で、
何度も言っているから、その信念を貫いた、ということだろうね。 親子で怪しい雑貨屋に行ったら息子が消えちゃった〜...っていう話の題名わかります?
凄くピエロが印象的だったんだけど.. >>65
息子が誘拐シチュといえば、
「暗殺者の家」
「知りすぎた男」
…しか無い筈です。 グレース・ケリーが劇中持っていたバッグがすてき。
あー言うバッグがほしい。 監督4作目の『ダウンヒル』のDVDを中古で購入。
本編82分だけど、パッケージに“オリジナル上映時間:2時間2分”って記載されているけど、
DVD収録版って40分もカットされた短縮版なの?
カットされている40分にはどんなシーンがあったの?
回転数の問題じゃないかな。
82×24÷16=123 >>70
県内イチのバカ高校を中退した俺の頭じゃ理解できん数式だ。
でもとりあえず礼を言うよ。
お答えありがとうございますた。
サイレント映画は、1秒16コマで、映写機を回してたのに、
現在の映画と同じように、1秒24コマで、回してしまうから、
時間が短くなるわけで、ソフト業界の、悪しき慣例なんです。 >73
それでサイレント映画は
動きがチャカチャカした感じになるのか >>73
たいへん分かり易い説明ありがとうございました。
おつむの足りない俺にも理解できました。 「ロープ」って地味な扱いだけど、意外に面白かった。
時間が経つにつれて、後ろの窓の外の明るさが変化していくでしょ。
今なら携帯電話とデジタルカメラあるから、こんな映画撮れないよな 何気に通販で注文していたサイコのDVD。
到着した商品をよくよく見てみると、悪名高いのリメイク版だった
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リメイクすると、肝心なところで携帯のバッテリーが切れたり圏外になったり、
デジカメで撮った画像を転送しようとすると犯人に電話線抜かれてたり、
ったくしょーもねえドキドキサスペンスが展開するに違いねえ。 何度見ても、ソーワルドが妻を殺したように見えない。
実は主人公の勘違いでした、みたいなオチの流れが自然な気がする・・ 何となく、言いたいことは分かるけどね。
児童向けの小説、少女漫画の推理ものでは、
そういう感じの、穏やかなオチが多いから、
知らず知らずのうちに、影響されたりとか。 中庭に埋めるってとこがちょっと強引だと思ったなぁ。。 裏窓はヒッチコック劇場の1時間スペシャル版でやった方が良かった。
2時間は間延びしてる。 グレース・ケリーが一番美しく見えた作品。
ストーリー追うだけなら1時間でももちろん足りるけど、看護師とのやりとりとか
住人の生活とかリザのファッションショーが楽しいので2時間で間延びしてるとは
思わないけどな。 >>84
同感。何度も見てるからかもしれないけど、本筋はどうでもよくて脇筋ばっかり楽しんでる。 >>85
監督は街角にカメラを1日据え付けて映画撮りたいと語ってた。
人々の生活を まんま作品にできないかを模索してたので、裏窓の場合「脇道」こそが実は主題だとも言えそう。 しかしまあ、なんてタイムリーな・・・
テレ東は予言者かよw
見終わったが昨日の知り過ぎた男と関係ありそうな台詞をリサが言ってたね
「犬が知り過ぎたのね」の意味合いのを
「知りすぎた男」で、ラストのコンサート場面で指揮をしてたのは
バーナード・ハーマン本人ですか?
今日はフレンジーだったね。
あの刑事の奥さんが、最後くらいにしか出てこなかったけど、カットされてるからだよね? 「裏窓」、結局ジェフの推理(妄想?)通り殺人事件はあった
てことでいいのかな?
奥さんが生きてるとすると、宝石、バッグ、指輪、犬を殺した理由など
説明がつかない点が多すぎるよね。 「フレンジー」録画したけどはっきり言ってそれほどの映画じゃなかった
刑事と奥さんのシーンは面白かったし笑えたけど。
>>93
・・・映画見たの?見なかったの? >>94
映画はもちろん見たよー。ただ>>5>>80みたいな意見もあるしそういう解釈もできるから。
殺人は確かにあった、と素直に受け取っていいんだよねと確認したかったんだ。
ソーワルドの殺しを示唆するセリフは、ジェフが窓から落ちた後に出てくるけど
「アッシが女房を殺りました」とははっきり言ってないんだよね・・・。
「汚名」DVDで観たが完全に期待外れ。単にグラントとバーグマンのラブストーリーというだけ。
最近、ヒチコックにのめりこんで、「裏窓」「めまい」「サイコ」「知りすぎていた男」「北北西」「見知らぬ乗客」
「白い恐怖」と皆、それなりに楽しんだが、初めて外れをひいたという感じ。「白い恐怖」の方がはるかに面白かった。
これから「ロープ」「断崖」「疑惑の影」「フレンジー」の順番で観ていくつもりですが、
他に、お勧めの作品てありますか。特に「鳥」以降の晩年の作品でお勧めがあったら教えて下さい。 「バルカン超特急」「救命艇」「海外特派員」「逃走迷路」
お勧めです^^
因みに私のベスト5は・・・
1.「裏窓」
2.「北北西に進路を取れ」
3.「バルカン超特急」
4.「救命艇」
5.「知りすぎていた男」
と、なりますね!^^ >>100
レスありがとうございます。
そうですか。やっぱり古い作品の方がおもしろいんですかね。
「救命艇」はサスペンスではなく究極状況での人間模様を描いた作品と思っていたんですがサスペンス的な面白さはありますか。
あと「バルカン超特急」と「海外特派員」の原題(英語)、分かったら教えて頂けませんか。 >>99
晩年の作品じゃないけど「レベッカ」
ティッピ・ヘドレンがすごく綺麗だった「マーニー」 >>103
「マーニー」、お勧めですか。ティッピ・ヘドレンは「鳥」でヒロインを演じて、それが好評だったから続けて主役を任されたんでしょうね。
「鳥」は、個人的にはあまり好きな作品ではないが、確かに彼女はきれいだった。
グレース・ケリー引退後は一番、きれいだったかもしれない。 >>101
バルカン超特急の原題は 「The Lady Vanishes」
“消えた婦人”だね。 原作はエセル・L・ホワイトの同題。 >>101
海外特派員の英語原題は 「Foreign Correspondent」。 >>99
そしてメルブルックスの新サイコを見よう。 >>105、>>106
レス、ありがとうございます。 >>101
「救命艇」は、敵のドイツ兵が一人乗り込んで来るので
サスペンスの要素も十分あると思いますよ。
実際一人殺すし・・・おっと、後はご自分で御覧になって
判断してみてくださいね^^; よく見返すのは
サイコ
裏窓
鳥
めまい
北北西に進路を取れ 皆さん、色々なレスありがとうございます。
「バルカン超特急」は原題(英語)とは全く違った題名になってるんですね。「救命艇」と共に是非観ようと思います。
あと、やっぱりヒチコックの全盛期は50年代の様ですね。私も多くの方が挙げている
「裏窓」「知りすぎていた男」「めまい」「北北西」の印象は特に強烈です。
一番面白いと思ったのは「北北西」ですかね。サスペンス有り、ロマンス有り、スペクタクル有り、アクション有りで最後まで目が離せませんでした。
そしてハッピーエンドで終るのがいかにもアメリカらしかった。
ここで勧められたヒチコック作品観てレポさせてもらいます。
北北西はときどき見せる粋な笑いもいいねえ。
駅のトイレで鼻の下だけチョコンと剃って、口ひげみたいにして
悦に入るとこなんか何度見ても笑えるw
サントラCDも買ってしまった。
>>116
1956年、妊娠中のグレースがお腹をバックで隠す姿が「ライフ」の表紙になった。
「ケリー」という名称のバックが生まれたのは、この写真がきっかけだと言われている。
ソース=Esquire1997別冊 >>118
手元にあるけど、携帯だからうP出来ない。
レーニエ公と外出寸前のの彼女が持っているのはまごう事無き エルメスのサック・ア・クロア。
…後にケリータイプと呼ばれる、蓋をベルトで止めるスタイル。 裏窓のそれとは別モノ。 >>120
ゴメーンネ、スキャナーが無いの。
「グレース・ケリー 1956 ライフ表紙 サック・ア・クロア」でググって探して下さいね。 「ロープ」観ました。いきなりでてきた絞殺シーンはちょっと残虐で面くらいました。
あのシーンは無理に出さずにチェストに死体を入れた後から始めた方が、「あの中に死体が有るのか?」等の
関心を観ている者にも植えつけられ、より効果的だったんじゃないかという感じがしました。
J.スチュアートがああいう、「賢者は劣者を殺しても許される」というナチ的な思想を植えつけた張本人という
設定にはどうしても違和感を覚えてしまいますね。
しかし最後に犯人2人を追い詰めて真相を暴くシーンはさすがに名演で見応えがありました。
犯人役の1人、J.Dallは若くして世を去り、有名作はこれしか無いようですが、ピッタリのハマリ役で
悪役としてもう少し長生きしてほしかったです。
う〜ん ロープかぁ・・・ 暗い作品だよね。
どうも俺的には、ヒッチコック作品にはユーモアが入ってないと観れんw >>123
はっきり思い出せないんだが、アトウォーター婦人(だっけ?)と殺されちゃった
男の婚約者との食事しながらの会話で、映画のタイトルとか俳優の名前を「アレ」
だの「コレ」だの言い合ってるシーンが唯一の笑いどころだった。
あとJ・スチュワートのこと好きらしい家政婦のおばあちゃんがよかったな。 >>125
あのシーン、確かにチョットだけ笑ったね。ケーリーグラントの「あの」映画が良いなんて言ってたけど
ヒチコックは役者には「汚名」のつもりで言わせていたのかとも思った。
「ロープ」は「汚名」のわずか2年後の映画とは思えない程鮮やかなカラー作品で、
とても60年前のものとは思えない。
主な出演者で今でも健在なのは、気弱な方の犯人フィリップモーガン役の人しかいないのも、
時代の流れを感じます。 >気弱な方の犯人フィリップモーガン役
「見知らぬ乗客」に出てた人かな? >>127
そうです。とんでもない交換殺人事件に巻き込まれる主人公です。
この作品での演技がヒチコックに認められたんでしょう。これ以降の活躍は殆ど聞かないが。
>>128
彼、ロバート・ウォーカーは「見知らぬ乗客」の撮影中にお亡くなりになりました。
おかげで監督は 脚本を変えざるをえなかったようです。 >>128
事実関係を誤認してるようですが、
「ロープ」は1941年制作、「見知らぬ乗客」は1951年制作です。 >>129
ロバートウォーカーは、「ロープ」には出演していません。
「ロープ」のフィリップ・モーガン役で出ていたのは、「見知らぬ乗客」のガイ・ヘインズ役のフェアリー・グレンジャーです。
>>130
>>128 混同させる書き方だったかもしれませんが「この作品」とは「ロープ」を指したものです。
「ロープ」でフィリップを演じたフェアリー・グレンジャーが、その演技を認められ
「見知らぬ乗客」の主役に選ばれたのだろうと言う趣旨です。
あと「ロープ」の制作は1941年ではなく、戦後間もない1948年です。
ヒッチコックの代表作に必ずと言っていいほど挙がる「サイコ」と「鳥」なんだが
この2作品については、まったく良さが理解出来ない(面白いと思わない)俺って、変人なのか? 人の好みはそれぞれだからね。でもそれぞれ発表時には間違いなく革新的な映画だったし、今見ても面白い
と思う人が多いのは事実 この2作品に共通していえる事は、ユーモアが足りない。
これなら、あまり評価の高くない「泥棒成金」や「ハリーの災難」の方が
まだマシと思える俺。 そっちは正調ヒッチコックだからね。サイコと鳥はショッカー映画の走り
どちらも緊張感で押してくる作品だから人を選ぶ。おれはどっちも好き う〜ん ユーモアが足りなくても「間違えられた男」なんかは
割と好きなんだけどね〜
何故にこの2作品を評価出来ないのかは自分でも謎だ(苦笑)。
ま、昔からホラーやショッカー映画には違和感を覚えているのは確かなんだが・・
総合的に楽しめて内容盛りだくさん、ヒッチコックらしい秀作は
「北北西」だと思うけど
対極的に終始暗い雰囲気の「私は告白する」もスバラシイ。 「サイコ」は、最初観た印象は面白いという以上に、ショッキングだった。でも傑作だと思う。
あえてモノクロにしたのも逆に効果的だった。
ただ、「鳥」は単に、怖い、不気味というだけで、サスペンスや謎解きも無く、観終っても
「だから何?」という感じ。確かに映像的には映画史上に残る作品かもしれないが、俺はあまり好きじゃないね。
謎解きって・・・
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