>>134
別にこれ「正義のアメリカ様が悪いナチを皆殺しで爽快だぜヒャッハァー!」って映画じゃないからいいんじゃない。
戦争があったのは事実だし、爆弾落ちたのは事実だし、人が死んだのは事実だし、ドイツが負けたのは事実だし。
ちゃんと殺す側の苦悩も描いてるし、独側の勇敢さも描かれてると感じるし。

同じ敗戦国民としては「男達の大和」とか「今君にナントカ」とかが自国で作られた事の方に腹立つね。
軍人を一般市民と同列で「かわいそうな被害者」扱いって侮辱してんの?
「特攻は立派、国民は感謝しましょう」っておい、無策のツケを兵隊に回して逃げ出した奴はお咎め無し?
そこに出てくる敵国軍が、顔のない天災みたいな存在としか感じられないのも、
将兵の勇敢さを賞揚する映画としても戦争の悲惨さを訴える映画としても失格。
人が死ねばヤマ場を作れると思ってるケータイ小説並み。死者や戦争を道具に使っただけのメロドラマ。
真面目に戦争を考える気持ちがあったらあんな映画は作れないよ。