『我れ暁に死す』は、キャグニーは落ち着いた感じなんだけど、
肝心のジョージ・ラフトは、囚人服が全然似合わないんだよね。

『真夏の夜の夢』は、キャグニーのボトム役というのも凄いけど、
タイターニアの細い腕に抱かれて眠るところは、思わず震えるよ。

『群集の喚呼』の救急車とか、『いちごブロンド』の「復讐」とか、
『スター悩殺』のインディアンの扮装には、大笑いした記憶がある。

反対に『無限の青空』の「大空の彼方へ」というのは、実に泣ける。

『民衆の敵』や『明日に別れの接吻を』は、異様な雰囲気の映画で、
正統派の演出なんだけど逸脱している感じが、妙に怖いんだよね。

それから『鮮血の情報』がDVDになったのは、本当にうれしかった。
ラストの狂気を含んだ高笑いは、『白熱』にも通じるものがあるな。


あ〜、また興奮して書き過ぎちまった、ごめんなさい。