>>199
ジョセフ・コットンは善良なアメリカ男性の平均的な雰囲気を
持っている。 
貧しい画家の青年も、「第三の男」の売れない作家も、「旅情」の中年の
成功した建築家も、彼の持ち味が出ていた。

「第三の男」は主役となる4人を演じる俳優たち自身の生立ちが、登場人物の
境遇と重なって見えて、みなが適役だった。