>353
何度か観てると、要するに探偵小説の世界で云う「バールストン・ギャンビット」を看破する話なんだなと判りますけど、
初見で判り難いのは、どこでつまづいちゃうんでしょうかね?原作小説から大きく端折っちゃってる部分とかあるんで
しょうか。

ジョニー・ロスの計画で、危なっかしいと感じる点
1)ホテル・ダニエルズで撃たれた偽ロスの死体が検死される際に、若し指紋照合をされたらどうするのか。
別人だとすぐバレるだろうけど、その時にはジョニー本人は、レニック名義で出国するところだから問題ない…
としても、結局ジョニーは生きていて、死んだのは替え玉とマフィアに知れてしまったら、また追跡される事に
なるのでは? それともジョニー先生は逮捕歴が無く、全米どこの警察にも指紋の記録がない清廉潔白の士…って
設定なのかしら?
2)レニック婦人の殺害死体を身元まる判りの状態でモーテルの部屋に放置しながら、レニック氏の旅券を
使うのはどうなのか。 飛行機に乗るまでにバレなきゃいいと云っても、それまでに該モーテルで偶発的な事故が
起きて(ボヤ騒ぎとか)外部の人間が死体を発見する事になったら…、A.レニックと云う人間が何らかの手配を
受けて、空港で引っ掛る可能性もあるでしょ。 被害者の身元特定をもっと困難にする努力をすべきでは?