アステアのソロはプロ中のプロたちでさえ、次の動きが予測できなかったと
絶賛されている。黒人の振り付け師(名前が出てこない)が「タップだけでも
白人の中では最高だった。白人の中ではね。」と念押ししていたのが、印象に
残っている。「だが、誰にも真似ができないのが、いままでクラッシクなダンス
を踊っていながら、突然、ジャズに乗ったダンスになってしまう。この転調の凄
さだ。しかもそれが全然違和感なくつながってしまうのだから驚きだ。こんな
ことを他の誰がやっても、滅茶苦茶になってしまう」と絶賛していたよ。