【G・ローランズ】 グロリア 【J・カサヴェテス】
ジーナ・ローランズの表情がいいんだよねー
苦みばしったイイ女っているんもんだなあ・・と思ったわ リュック・ベッソンって「レオン」で「グロリア」のディテール
パクりまくってた。好きな映画へのオマージュなんてレヴェルじゃない位の
完全なるパクリ。「レオン」見た時あんまりソックリなんでビックリしたよ。 かといって真っ正面からリメイクするってのもな・・・
必要なかったと思うのは俺だけか?
ジーナ版は宮崎駿が激賞していた カサヴェテスですが「パニックインスタジアム」ではスワットの隊長役で
カッコよかったな、ローランズも出ていたような気がするが、、、、、
「フューリー」でのカサヴェテスは悪役で最後はエイミーアービングの怒りを
買い超能力で頭が木っ端みじんになって終わったナ ソニーピク・コロンビアが配給してるから、
問題なかったんでしょ 子供の父ちゃん、グロリアに我が子を託し死んでゆく。「坊主、しかっり生きろ!」と。
物悲しくもいい味出してたバック・ヘンリー。
ところでバック・ヘンリーってあの脚本家のバック・ヘンリーなの?。
「卒業」や「キャッチ22」「キャンディ」とかの脚本書いたバック・ヘンリー?。
昔のサタデー・ナイト・ライブでもかなりネタにされてたけど…。
当時、彼って一体どんなキャラだったんだろう?。
前田武彦や青島幸男みたく裏方なんだけど顔出しちゃった、って類の人物だったの? >>9
そのバック・ヘンリーです。
映画出演は他にも多いですね。
あと印象深いのはメル・ブルックスとTV「それいけスマート」を作ったのと
「天国から来たチャンピオン」の共同監督したこと。ユーモアのある才人ですね。 ありがとう。
カサヴェテス自身制作費稼ぐために俳優業やってたくらいだもんね。
そんな配役も頷ける。
「アメリカの影」を筆頭に、カサヴェテス作品ってホントに生粋の映画人魂
感じる。
ジーナ演じるグロリアの存在感は凄い。何度見ても痺れます。 車にむけて拳銃をうつグロリア。
ガラスはわれてないのに、
なかの人間がバタバタ死んでいく。 一応、ギャングが窓を開けて、グロリアもピストルを低く殆ど窓と平行なラインで射撃してるから、殆ど貫通したってこと?でも非力な38口径だから頭の中で止まったか。
単にガラスを換える予算をけちったかw たとえメジャー映画であろうが、そんな小細工に金と手間を掛けるカサヴェテスではない。
きっとそんな事には頓着しない。ハリウッド的アクションのディテールとは無縁の人。
あの場面だって、それが意味する内容の方がずっと勝ってるもの。
バッグの中の拳銃握り締め、どうしようか…と葛藤するグロリア。
撃った後の、やっちまったぁ〜って表情も、なんといえない位いい。
内容をキッチリ描き込んでいるからこそ、「グロリア」が真のハード・ボイルドと
呼ばれる由縁。
ウーマン・リブ時代を象徴する作品として語られる事も多いけれど、その辺どうなんだろ?。
なんだか違うような…。グロリアのカッコ良さと、現実の女性達の主義主張とは、
全く無縁のように感じるんだけれども…と、男のオイラは思います。 何か判る。責任はとりあえず置いといて自由を!って叫ぶヒステリックな
感じとは無縁だね。 なんというか、このカッコ良さは性差を超えてるよね。
孤立無援でありながら、苦悩、葛藤しながら直面した
「事」に対峙してしまう。
グロリアにしてみれば、割りに合わないことだし、
安全圏に逃げようとすれば出来ない事はないのにね。
そうするのは、母性本能や子供の母親との友情、責任から
くるだけではないような気がするなあ。
「内なる自分」が戦ってしまう・・というか、うまく表現できないけれど。
そういう点で「真昼の決闘」の主人公がちょっと頭をかすめたわ。
・・って、ちょっと的外れかも。
すみません!↑の
>そうするのは、母性本能・・×
そうしないのは、母性本能・・ です。 女として過去に捨ててきちまった筈の諸々が、予期せぬ事態に次々と直面する度、
蘇ってくる。ヤクザな自分でもあり、女として男を愛する自分でもあり、
子供を守たいとゆう母性でもあり…。
葛藤しつつも、足を踏みしめ自分の人生をしっかり噛み締めているグロリアは、
やっぱり素敵だ。
グロリアの若かりし頃の艶やかさまでが、炙り出されるようなジーナの演技、何度
観ても溜息出る。
男って…こんな女性に弱いよね。 子供を守る母がすきなんだよ。
子持ちの女性ってモテルでしょ。 リアルタイムでみたけど、
全くおもしろくないって思った。
オバサンが主人公の映画なんてみる気がせん。
同時上映がとてつもなく魅力的だった気がする。
覚えてないけど。 私は、公開時10代だったんだけど凄く面白く感じたな。
黒澤明がパンフに寄稿してたんで驚いた。
数年後、TV放映された時に男友達に薦めたら、
>>22と同じ感想だったんで、ガックリしたなー(好みは人ソレゾレだからいいんだけどね)
女の人の方が感情移入しやすい映画なのかなぁとも思った。 オレは小学生の時初めて観たんだけどそん時以来ブロンソンとかニューマンとかと同列に面白い、かっこいいと
に捉えてたんだよね。カサベテスなんて知る筈もないって感じ。
元々撮ろうと思ってなかった映画が、結果このように素晴らしい作品になってしまう。
別次元でもこういうことはたまにあるね。何度観ても飽きないのは、この作品がどこか映画的本質を捉えて
いるからだと思う。 レオンなんかファンタジーだよな。
グロリアはリアルすぎる。 今や名作と謳われている位だから、メジャー作品にゃ間違いないんだろうけど、
作家性の強い作品とのギリギリの境界線で成り立っている映画。だから
初めて観る人はビックリしたり、戸惑ったりする人多いんだろうな。
キチンと起承転結を踏まえてるとゆう点では、やはりメジャーである事を多分に
意識しての演出なんだろうけれど…。
基本的にゃ自分の撮りたいモノを撮りたいようにやってきた人。
だけど、正統な劇作法でも面白い作品作れちゃう所が凄いよ、うん。
やっぱり映画を知り尽くしてる。 明日からBSで二夜連続、カサベテス作品放映だね。
「こわれゆく女」と「オープニング・ナイト」
私は「こわれゆく女」が凄く好きなんだよね〜
このジーナもスンバラシイ! 俺は劇的な映画が好きです。
カサテヴェスの映画はフェイシズも「こわれゆく女」も
映像を描写の道具とする、劇映画と言うより「小説映画」だと思う。
グロリアは劇的だけど、他に劇的なカサテヴェス映画はありますか?