ラスト。
老婦人が一匹離れた猫を呼んだ時、隣にいるハリーがその猫を見て、
ハッと目を奪われます。
もうこのカットで、声を上げて僕は泣きます。
次の次のカット。
ベンチから立ち上がったハリーが、トントに似た猫の元へ、
駆け出していきます。
このワンカットは、
人間の存在理由、人生の意味といったものを全て表していると思います。
何十冊の哲学書、宗教書に値するカットです。

毎年、誕生日や大晦日には必ず見ます。
生涯のベストワンです。