【ジョージ】 1984 【オーウェル】
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>>153
「Room 101!」(「101号室行きだ!」)
昨夜、同志>>153のリンク先で小生もタワレコに注文してしまいますた。
しかもカード払い等という反動的かつ資本主義者的支払い方法で。
おまけにオセアニアドルでなく、イースタシアYENで支払ってしまいますた。
栗の木喫茶店で丁子入りの勝利ジンを飲みに逝ってきます。 >>155
遅いなあ。
こっちは101号室でさっぱりして、栗の木喫茶店で待っているのに。
頭サッパリしてきたんでいろいろ忘れてるんだけど、
オセアニアの通貨ってどんなのだっけ?
紙幣や硬貨を使うよりも、カードの方が管理はしやすいよな。
でも、プロレ地区でババア買ったりできるんだから、
やっぱり配給切符だけじゃなくて貨幣はあるよね。 WAR IS PEACE
FREEDOM IS SLAVERY
SHINZO ABE IS PRIME MINISTER CS放映申請やDVD製作各社へDVD化依頼を過去に何度もやりました。
ことごとく、無視!?
わたしは前橋のレンタルビデオ店で500円でこのビデオを買いました。
だが、どうしてもDVDが欲しい。
アマゾンでサウンドトラックを購入。しかし使用音楽はラストのタイトルバック
の『ジュリア』のみ。
この掲示板ごとプリントアウトしてDVD制作会社へ再度、おくりつけてみるか。 ちゃんとしたサウンドトラックが存在したんですか?
ありがとうございます。
つねづね、過去30数年で観た映画のなかで私のベスト3の一つです。
後の二つは‘71大島の儀式、‘83タルコフスキーのノスタルジア
次点でナンバー4が‘83Rスコットのブレードランナーかなぁ? 限りなくドキュメンタリーに近い、秀作です。
現・中国指導層、スパイを放射能粒で暗殺を図ったロシア指導層、東欧その他
脱北者たち等々―は、今どんな思いでこの映画をみるんだろう?
B B B! ビクトリー
二重思考 2+2
4 5 拷問だ
スミスをゆるがす 超管理主義
正義の党首だ ビッグ・ブラザーB(B B B!)
超管理新聞 超管理配給 超管理辞典
見たかネズミの 必殺の檻
怒りをこめて ジュリアを呼ぶぜ
我等の 我等の ビッグ・ブラザーB(B B B!)
ゴー ゴー ゴー! 収監
二重思考 2+2
4 5 拘束だ
自由を許さぬ 超管理主義
秩序の守り手 ビッグ・ブラザーB(B B B!)
超管理新聞 超管理配給 超管理辞典
やったぞきめての フィニッシュ電気
愛情こめて あしたをうばう
我等の 我等の ビッグ・ブラザーB(B B B!)
ファイト ファイト ファイト! 完了
二重思考 2+2
4 5 解放だ
スミスを潰した 超管理主義
希望の星だぞ ビッグ・ブラザーB(B B B!)
超管理新聞 超管理配給 超管理辞典
やるぞまけるか 勝利のために
願いをこめて BB愛す
我等の 我等の ビッグ・ブラザーB(B B B!) >>164同志、申し分のないできだね。早速学習会の最初に皆で歌うこととしよう。
ところで、剃刀の刃を持っていたら一枚譲ってもらえないだろうか?
ビッグブラザーが身長57メートル・体重550トンの巨体に思えてきたよ。 新聞で読んだけど、いまイギリスでビッグブラザーというTV番組やってるんだね これ?
【イギリス】インド人いじめの英番組出演者、視聴者投票で放逐
http://news21.2ch.net/test/read.cgi/dqnplus/1169374487/
>>英民放チャンネル4のリアリティー番組「セレブリティ・ビッグ・ブラザー」 (原題)
>>番組は出演者十数人の共同生活をカメラが追い、視聴者投票に基いて定期的に1人を
>>追い出していく方法で進行する。
チャンネル4のビッグブラザーって確か2001年頃からやってたような。
俺がそのテーマ曲のCDを買ったのがそのくらい前だったと記憶してる。 CD入手しました。家内にうるさがられるほど何回も聞きなおして悦にいっている。
このドミニック・マルドゥニー盤にユーリズミックス盤のジュリア&ルーム
101を加えればほぼ、1枚で完全盤になると思われるけど。
けど、加えてエンドロール後半に流れるジュリアは本当にユーリズミックスの捨て難い絶品
と思われる。
次は何としても、国内DVD化を実現せねばならない。
ヴァージン・フィルムって東芝系なのか?
ビデオの裏側にはSCF(松竹CBS/FOXビデオ)提供:松竹富士鰍ニ
記載されている。だが、現在の販権はおそらくFOXじゃないだろうな?
多くの同志達が前記したように検索すると米版DVDは入手が可能のようだが。 CD入手しました。家内にうるさがられるほど何回も聞きなおして悦にいっている。
このドミニック・マルドゥニー盤にユーリズミックス盤のジュリア&ルーム
101を加えればほぼ、1枚で完全盤になると思われるけど。
けど、加えてエンドロール後半に流れるジュリアは本当にユーリズミックスの捨て難い絶品
と思われる。
次は何としても、国内DVD化を実現せねばならない。
ヴァージン・フィルムって東芝系なのか?
ビデオの裏側にはSCF(松竹CBS/FOXビデオ)提供:松竹富士鰍ニ
記載されている。だが、現在の販権はおそらくFOXじゃないだろうな?
多くの同志達が前記したように検索すると米版DVDは入手が可能。 >>165
内局にはいくらでもあるが、君に渡すわけにはいかない。
>>164は私が書いたのだよ。言い換えれば、あの歌詞を作り上げるのに私も
協力したということだね。君も知っているように、替え歌というのは一個人が
単独に製作できないことになっているからね。 ユーリズミックスのMinistry of loveの編曲も各所にちりばめてあったような。
文化大革命時の子供近衛兵による監視・密告、クメールルージュの監視・密告・処刑
スターリン時代のショスタコーヴィッチ周囲の状況に酷似しているとういうか、
かなり厳密に再現されていると思う。すばらしい偉大なる大兄を愛している!! 拉致被害者家族会の運動を展開するために、北朝鮮という国をイメージするのに
若い世代にこの作品をガッチリ鑑賞してもらう機会を多く設けるべきだ。
ならびにカンヌ映画祭で、地獄の黙示録のように再編集して大々的にリバイバル
上映されるべきである。
上海で、ベルリンで、ニューヨークの各映画祭にて、この映画の再評価がなされ
てしかるべし。
4年前に、青山通りのシアター・イメージフォーラムでタルコフスキーのノスタルジア
が地味に、上映されていたことは記憶にあるが????
>>177に言っておきたいことがある。だが今は時間がない。
あとでね。 >>177
> 上海で
北京政府が上映許可すれば太っ腹なのですが(w
自分達への批判と捉えられれば許可おりないでしょう。
あるいは自国民を政府にとって都合の悪い方に教化してしまう事を危惧すれば。 では話そう。
原作が出版された1949年当時、作者オーウェルが得た評価は「反共主義者」という
ものだった。ソビエト国内でスターリンがおこなった大粛清が明るみに出るまで
まだ少し時間があったが、スターリンが布いた恐怖政治の噂は既に西側諸国にも
伝えられていた。しかし、連合国側として英国と共に戦ったソビエトの国内事情を
大っぴらに批判するのは憚られたし、もともと英国には社会主義に寛容な土壌が
あったので、ソビエトこそ理想国家だとする言説がまかり通っていた。かつて日本
国内で共産中国や北朝鮮がこの世の楽園であるかの如く喧伝されたのと同様にだ。 続けるよ。
当時の英国では、進歩的な知識人は共産主義あるいは社会主義を支持するのが半ば
義務のようなものであったから、いかなる形であるにせよソビエトを批判する者は
ひとからげに反動的と断じられたのだ。オーウェルは、いわゆる上流階級の出身
ではなかったし、普通の作家と異なった生き方をしていたのも、謂われのない的外れ
な批判を受けた原因だったのだろう。 オーウェルが「1984」を書く上でスターリン体制を参考にしたのは、明白な事実
である。実際、オーウェルの想像力がいかに確かであったかは、後にソルジェニー
ツィンが書いた「収容所群島」によってソ連の内部から裏付けられることになった。
それでは、オーウェルが「1984」を書いた動機は、単にスターリニズムのみを批判
するためだけだったのであろうか。 オーウェルがスターリン体制を参考にしたのは、それが「善なる独裁」という美名
に隠れた超管理体制の最新モデルであったからである。しかも、スターリン体制は
世界大戦を勝ち抜き、東ヨーロッパに勢力を広げつつあった。
第二次世界大戦は、連合国側と枢軸国側に等しくファシズム体制の国家を抱えていた。
ソ連は連合国側に与したからである。いや、それどころか、国民総動員体制をとった
米国や英国でも、多かれ少なかれ国家による統制が行われ、正義の名の下で独裁に近い
状況が生じていた。今日のマスコミは第二次大戦を「自由主義国家群と独裁主義
国家群の戦い」と定義するケースが多いが、それは事実ではない。 つまりオーウェルは、どのような体制下でも、どこの国家でも、いつの時代でも、
超管理体制が実現し得ると認識していた。話は国家という括りにとどまらない。
「1984」的な状況は、あらゆる団体、あらゆる組識、あらゆる結社の中で発生する
惧れがある。狂信的な宗教団体から、競争を勝ち抜こうとする企業、教育機関、
クラブやサークル等に至るまで、人間が集まるところでは行き過ぎた管理が行われ
る危険が必ずあるのだ。人間は何らかのメリットを求めて組織を作るが、その構成
員には外部に対して防衛を行う義務が課せられる。それが過剰になると、組織は
全体のために個人の自由を圧殺するようになる。
そうした「人間が持っている傾向」を正確に指摘したのが「1984」なのである。 そろそろ結論が見えてきたので、もう少し我慢してもらいたい。
私が言いたいのは、特定の勢力、特定の体制、特定の国家を批判する道具として
「1984」を用いるのは、作者の意図に反しているし、作品の扱い方として適当でない
ということだ。「1984」を純粋に他人事として楽しめる者、もっぱら他国の実状に
なぞらえて憂える者に禍あれ。対岸の火事だと思って油断しているうちが花なのだ。
「1984」の評に、このような言葉がある。「この作品が最も価値を持つのは、この
作品を禁じる国においてだ」と。作者は主人公ウィンストンに禁書を読ませること
によって世界認識を授ける。いみじくもオーウェルは、超管理体制を布く国では
「1984」こそが禁書そのものになり得る、という二重構造を作品に与えている。 たしかに、>>177氏が言うように北朝鮮は目下「1984」の世界に最も近似した国家
の一つであることは疑いを容れない。しかし、わずか60数年前までは我々自身が
彼らと同じような境遇に置かれていたという事実を忘れるべきではない。
戦後60年を通じて、それ以前より我々が賢明になったという保証は何ひとつ無い。
我々が今日享受している自由は、我々自身の手によって獲得したものではないからだ。
「1984」を以て安易に他国を批判した者は、今度は逆に自身が「1984」によって
批判される危険を負うことになる。米国を見たまえ。たった一度のテロ攻撃を受けた
だけで、あっという間にあれほど不自由な国家に変貌してしまった。
為政者たちにとって「正義の戦争」という大義名分は便利この上ない方便となる。
しかし、その裏で何が犠牲にされているのかをじっくり考えなければならない。
一旦喪われた自由を回復するのは難しい。だから、何が大切なのかを常に注意深く
見極めねばならない。その作業を行う時に「1984」で描かれた悪夢のような世界は
普遍的かつ偉大な反面教師となるのだ。 補足しておくが、上の一連の発言は小説「1984」における「少数独裁制集産主義の
理論と実際」からの引用に対置する意図を込めて書いた。
したがって恋人と同衾する際の寝物語には不適切である。御使用には注意されたし。 なんかよくわからんが全体主義は良くないね。
共産主義と社会主義の行き着く先が1984だね。
小さい政府はこうはならないよね。 さて、>>177氏が提示した、もう一つの重要な問題を論じなければならない。
彼は「地獄の黙示録のように再編集して大々的にリバイバル上映されるべきで
ある」と主張した。彼は映画「1984」の尺を伸ばして、より「完全な」作品に
すれば良いと考えたのだろう。再公開、あるいはDVD化に際して編集を加えた
いわゆるディレクターズカットを制作するのが当たり前になったが、この風潮は
実に愚かしい。
映画というのは、長くすれば長くするほど良くなるというものではないのだよ。
それどころか、いまや大概のディレクターズカットには「映画を良くしよう」と
いう意思が最初から存在しないケースすら珍しくない。単なる話題作りのために、
尺を伸ばす必要のない映画を伸ばして平然としている。
再公開するなら、それはそれで意義深い。しかし、なぜ再編集する必要がある?
その根拠を>>177氏は明らかにすべきだね。 実のところ、ラドフォード監督には再編集を行うチャンスがあった。米国でDVDを
出すにあたって、彼は実際に作品の一部を改変したのだからね。具体的に述べると、
ユーリズミックスの音楽を完全に排除し、ドミニク・マルドゥーニーが作った音楽へ
全面的に差し替えた。その是非については、ここでも繰返し話題になっている。
映画の音声を作り変えるには、相応の予算が必要になる。その資金を監督が拠出した
のか、あるいは映画会社が負担したのかは判らない。しかし、差し替えが必要だと
監督が判断した故に実施されたわけだ。だとすれば、初公開版の編集に不満があった
なら、彼は音を変えるのと同時に編集を変えることもできたはずである。しかし、
私が見たところでは編集をやり直した形跡がない。ということは、監督は初公開版の
編集に満足していると考えるべきではないだろうか。 音声を改変するにあたって、ラドフォード監督は独特な美学を披露した。
映画「1984」の音声はモノーラルだ。それは初公開版からDVDまで一貫している。
この映画が公開された当時、一般的な商業映画であればドルビーサラウンドで
音声を制作するのが普通であった。また、音声を再構成するのに十分な素材が
残っていればの話だが、DVD化に際して5.1チャンネルにミックスダウンする
ことは可能だったに違いない。にもかかわらず、監督はモノーラルに固執し、
サラウンド化を避けた。
なぜか? それは「この作品の音声にはモノーラルが最適だ」と監督が判断
したためだとしか考えられない。DVDを売る側としては、予算をかけて新たに
音声をミックスするなら、サラウンド化した方が話題になるし売りやすいので
歓迎する。その種の商業的要請を退けてまで、監督はモノーラルにこだわった
のだ。そこまで頑固な人間が、自分の意に反する再編集を許すと思うかね? いや同志、ジューリアと同じで、世に出てしまったものには無頓着だった、ってのは?
ま、音楽のことは権利関係をすっきりさせるためにやむを得ず、という推理もできるし。 あ、ジューリアという曲のことではなく、
彼女が真理省で作ったポルノのことです。 >>177氏が憂慮するまでもなく、この映画を正当に評価している観客は少なくないし、
今日でも原作は着実に売れ続けている。ただし、この作品の主張を大多数の人間が
理解し実践する世の中は、決してやってくるまい。いつの時代でも、どこの国でも、
いかなる体制下でも、この作品に感応する尖鋭な人間は少数派に留まり、広範な人気を
得るようにはならないであろう。それは仕方のないことだ。理性的にものを考えられる
成員だけで社会が成り立っているなら、革命は腐敗しないし独裁も起こりようがない。
しかるに現実はどうだ? 人間の平均レベルは、それほど高尚ではない。それは歴史が
証明している。
むしろ警戒しなければならないのは、この作品を特定の政治勢力を批判する道具として
使おうと考えるたぐいの人々である。プロパガンダを全力で否定している作品によって
プロパガンダを行うというグロテスクな発想は、私の理解を超えている。
>>177氏のように「目的のためには手段を選ばない」という行動規範にしたがって
生きている者なら、「1984」で描かれた世界でも首尾良く振る舞えるに違いない。
我らがウィンストンは、残念ながらそうではなかった。 私はあらゆる可能性を否定しないよ。
単なる推理に過ぎないという点では、私の発言も>>198氏の発言と変わらない。 >>オブライエン君、お喋りが過ぎたな。101号室行きだ。 >>202
101号室行きの後、テレスクリーンで懺悔するオブライエンというのも一度見て見たい
気もする(w 復讐の反復という視座から1984の真意を見出す事はできない 1984で描かれた超管理社会はなんだか自壊してしまいそうな気がする。
プロレはずっと騙しおおせるとしても内局員全体に規律を守らせ続けるのは難しくないか? >>205
だから党はニュースピーク(新語法)を開発しているのだよ。
人間は言語によって思考を統御するのだから、反抗を促す言葉をすべて抹殺すれば
根本原因が絶たれ、反抗は生じなくなるという道理だ。「1984」で描かれた支配体制は
終局的なものではなく、あくまで発展途上の一断面に過ぎない。
ニュースピークの詳細については「1984」文庫版の巻末附録を参照してもらいたい。
より完成像に近い超管理社会の様子を知りたければ、ザミャーチンが書いた「われら」や
オルダス・ハクスレーの「すばらしい新世界」を読むといい。 デヴィッド・ボウイ『ダイアモンドの犬』紙ジャケCD絶賛発売中
http://www.hmv.co.jp/product/detail/2000084
↑
何の因果か末尾が84 人間の言葉狩りをして体制を保つのが「1984」
人間に人工環境を与えて体制を保つのが「マトリックス」だなw
>>205
崩壊すると言われ続けている将軍様の国が保っているのを見ると、意外とイケるんでないの?
男も女も色気がまったくなかったことだけ憶えている。
それなのにヘア映画で売られていたな。
なに考えているんだか。 >>209
>それなのにヘア映画で売られていたな。
他に「売り」がなくて頭を抱えた宣伝部の苦肉の策でしょw 管理社会が進んでいてゾッとするけどな。よその国のこといってられないよ。
愚民化政策するのに、支配者も愚民化しているのが最近わかった。 議員や官僚が喋っている言葉、あれは一種のNew Speakかも知れないな このスレは政治板にも立ててほしい。極めて政治的な映画のスレだから。 >>212
あういうところでは、ダブルシンクで泳がないと、やってられません。 あ、そうか、日本って昔から建前と本音の二重思考の国だったんだ! >>213
超管理型社会の様相を分かりやすく絵解きしたという点では、たしかに君が言う通り
これは政治的な映画であるだろう。しかし、原作者オーウェルの目的が政治を描くこと
それ自体にあったとは思えない。彼は前作「動物農場」において政治の醜悪な実態を
十分に描き切り、更に深い主題を追求するために「1984」を書いた。
彼が「1984」で述べようとしたのは、政治が極端な方向へ進むと、それによって個人が
どのような圧迫を受ける危険性があるか、ということだったと考えられる。小説も
映画も、最後までウィンストンの個人的な視点から物語が進行する。「動物農場」で
採用したニュー・ジャーナリズム的な客観視点とは対照的にね。 この作品を「下手をすると、こうなりますよ」「狼が来るぞ!」と警告する目的で
賞揚するのも、一つの使い方であるには違いない。ただし、私が以前指摘したように、
それでは一種の政治的プロパガンダの道具として「1984」を利用する結果となるので、
積極的には賛成できない。
大切なのは、あくまでも個人なのだ。それも、ただ闇雲に「個人を大切にしましょう」と
いう空虚な掛け声で終わらせるのではなく、「守るべき個人の中身とは何か」「なぜ尊重
されねばならないのか」という地点まで踏み込んで理解する必要がある。
したがって、少なくとも政治の在り方と個人の在り方を等しいウェイトで語る姿勢が
なければ、「1984」をめぐる議論は無価値なものになりかねない。 私の希望を述べれば、せっかくスレが映画板にあるのだから、もっと映画として
評価してもらいたい。扱っているテーマ自体も重要だが、それを如何にして画面に
定着したのかという具象的な作業の面でも、この作品は実によくできているからだ。
たとえば、ジョン・ハートの演技をなぜ誰も褒めないのかという書き込みが以前
あったが、それも欠かせない要素の一つである。
まだまだ語るべきことは多い。 例えば、この映画のおかげでちょいブス萌えになってしまった、とか? 字幕批評なんかどうでせう?
冒頭の真理省の食堂のシーンでウインストンの同僚のパーソンズが、
シチューの中の赤みがかった魚肉ソーセージみたいな物を「肉の味
がするが肉じゃない。陽性物質だ(doubleplusgood)」という字幕にな
ってましたが、原作小説を読んで、ニュースピークとは何か予備知識
のあった自分は「いくら映画でニュースピークについて解説している
時間が無いからとはいえ、酷い翻訳だな」と思いますた。
まぁ、こういう問題は字幕に永遠についてまわる問題だとは思いますが。
字幕から離れますが、自分は小説版の上記シーンを見て、当時大学生
で自炊していたのですが、シチューを食べる時は必ず食パンにスライス
チーズを乗せて一緒に食べてました(w
さすがにコーヒーにサッカリン、丁子で味付けした勝利ジンまでは真似
しませんでしたが(w
オセアニア国は衣食住共に党外局員は酷い生活を送っているようです
が、お隣の半島の北よりかは「食える」国のようです(w 昼食前に勝利ジンを飲めるんだから、
日本よりもゆるいんじゃないの?
でも日本の飲酒規制は飲酒運転憎悪週間が終わると腑抜けになっちゃうから、
日本の方がゆるいかな。 >>221
本編の日本語字幕は清水俊二だが、晩年の作業とはいえ褒められない箇所が幾つか
含まれている。「陽性物質」も御指摘の通り。あのセリフ、予告編ではきちんと
「最高だ」と訳されていたように記憶する。清水訳ではなかったのかも知れない。 上で出てきた二重思考の話といい、憎悪週間といい、日本はとっくに1984状態だな。 >>225
それを言うなら、列強のアジア進出に対抗する目的で、天皇を絶対権力者とする
明治政府をでっち上げて富国強兵策を布いた時から、日本は「1984」的な状況に
あったと言えなくもない。先にも述べたが、「正義の戦争」というスローガンと
「1984」的な状況は必ず歩調を揃えてやってくるのでね。
何度でも繰り返し言うが、「1984」的な状況というのは時代や地域を選ばず、いつ
でもどこでも現出する可能性がある。だから、たとえば今の日本が“「1984」的な
状況”であるかどうか、という議論にはあまり意味がない。そうだといえばそうだし、
そうでないと言えばその主張も正しい。水掛け論だ。客観的な「1984」指数を正確に
計測することなど不可能だろう?
重要なのは、単に状況を「1984」になぞらえた段階で思考停止しないことだよ。 >>221
余談だが、「チョー○○」という言い回しが流行し始めた時に「ああ、来たな」と思った。
あれこそ「ダブルプラスグッド」の日本語的な表現であるように思えたのだ。
「これェー、肉みたいだしィー、肉の味するしィー、でも肉と違ぁーう。超サイコー!」 そうか、
チョベリバでdoubleplusungoodで、
女子高生はdoubleplusduckspeakerだったのか.....orz 1984を見てから学会員の実態を見ると色々分かる。 1984を見てから日本人の実態を見ても色々分かる。 1984を見てから地球人の実態を見ると色々分かる。 1984を見てから2chの実態を見ると色々分かる。 ふと、思ったのだが「プリズナーNo.6」は本作(原作)に影響受けているんだろうねぇ。 >>235
どちらも同じ系列に連なる作品だ。英国という土壌がなければ出てこなかった
であろうことは間違いない。プリズナーについては、東西冷戦を背景とする政治
謀略小説群や、これも巨大な山脈をなす推理小説の伝統が英国に存在することを
無視するわけに行かないと思うがね。もちろん、当時流行した007に対するアンチ
テーゼという意味合いも大きい。
1984が気に入った人なら、プリズナーは必見だ。その逆はどうかと思うが。
日本はイースタシアに属しているんだっけ?日本と同盟国、というかイースタシアには他にどんな国が入っているの? >>237
オーウェル公認の「1984」公式設定資料集が発売された訳ではないのだから、
原作に叙述がない事項に関して我々が知り得る手だては与えられていない。
実際、そんな事はどうでもいいのだ。
イーステイジアやユーレイジアが確かに実在すると断言できる者がいるかね?
のみならず、巨大国家オシオーニアというものが存在するのかどうかさえ、
大いに疑ってかかる必要があると言わねばならないだろうね。
この世界で何が実在するかを決めるのは客観的事実や記録ではない。党だ。
自分の記憶をしっかり管理しておかないと、厄介なことになるよ。 >>237
原作小説を読んだ限りでは、人民の敵、エマニュエル・ゴールドシュタイン著(実際は党の手による)
「少数独裁制集産主義の理論と実際」によれば、イースタシアは共産中国(と思われる国家)によって
日本や東南アジア等を版図に含んだ大国になっている感じです。
ちなみに三超大国の中で一番成立が遅かったのがイースタシアという事になっています。 >>239
執筆に協力した者の一人として云わせてもらえば、あの本の内容は信用するに価しない。 二拾年前に読んだが総て忘れてしまった。
思い出せない。 >>241は記憶をしっかり管理しているようです。
Doubleplusgood!
画面の前のあなた。6079号!
怠けないで記憶をしっかり管理しなさい! 努力が足りませんよ。
わたしは今年39歳で子供が4人もいますが、この通りきちんと管理できます。
今も灼熱のインド洋上で燃料補給に従事している自衛官に思いを馳せて下さい!
さあ、1、2。1、2。 これよくわからんかったなぁ
動物農場はどうなんだろ
ピンクフロイドが好きなんで気になる >>244
IDがBB降臨!キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
映画だけだとわからないかも。
原作読んでもわからなかったらプロレの家庭に生まれたことを呪え。 >>244
読めばいいじゃん。CD買うより安い。
>>245
プロレ馬鹿にすんな。残された唯一の希望なんだから。動物だけどなw プロレの爺さんに心底ガッカリするウィンストンに
最近親近感を覚える。
世の中DQNばかりだ。 物覚えの悪いウィンストンに心底ガッカリする私に
親近感を覚える者は?
世の中DPBばかりだ。 イギリス映画「1984」DVD化
http://www.tanomi.com/metoo/naiyou.html?kid=50117
賛同者8名、コメント8件
こちらはCD・DVD・VIDEO「DVD(洋)」ボードで現在216番目に賛同者が多い企画案です。 >>252
賛同してきたよ。現在の順位は190番目だ。 >>253 GJ
原作は有名小説だ。DVD化してもおかしくない。
吹替はいらないから、是非DVDで見てみたいな。 この映画リメイクして欲しい。出来ればストーリー(自覚−出会い−誓い−逮捕
−真実開眼−別れ−死)自体はそのままで、話に必要な周辺技術を現在2007年の
水準から可能な限り予測し得るハイテクに改変した壮大な作品に仕上げて欲しい。
そこはやはり超監視社会であり、管理された全体主義的超大国間の恒久戦争が実施
されていて、洗脳と純潔を強制される近未来が舞台。要するに自己矛盾した現代
社会と政治を風刺するリメイク映画だね。タイトルの年数は何年でも構わない。
1984年という時代は既に過去になったが、オーウェル的世界観は普遍性をもつから。
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