感染症の大流行に備え、WHOが更新を求めている感染症の危機管理計画を、
イタリア政府が10年以上改定していなかったことに批判が上がっている。
計画の不備でマスクなどの備蓄や資金が不足し、新型コロナウイルス対策が
後手に回った可能性が指摘されている。

 WHOは2002〜03年に流行したSARS(重症急性呼吸器症候群)
などを受け、05年にインフルエンザなどの感染症についての危機管理計画を
策定し、必要に応じて見直すよう各国に促した。

また、欧州議会が13年に加盟国に対し、3年ごとに計画を改めるよう
求めている。