暴力脱獄◆クール・ハンド・ルーク
1967年製作、スチュアート・ローゼンバーグ監督。
アメリカのとある刑務所を舞台に、
人間の尊厳、魂の自由を骨太な筆致で描き出した、知る人ぞ知る名作。
主演のポール・ニューマン、助演のジョージ・ケネディはともに、
これが最高傑作だろうと個人的には思う。
観た人はもちろん、観てない人もDVDを買うか借りるかして、
熱く語ってくれ。 初めて観たのは中学生の頃かな、ローカル局の夜の映画劇場で。
以後、TVで放送される度に観ていますが、最近では、数年前にNHK教育で日曜
夜放映されたときかな。
最初のパーキングメーターをぶっ壊すところから、強烈な印象を与えられました。
また、従順なふりをしながら、逃走するところなど痛快でしたね。
逃走方法にも関心させられました。この映画、小道具の使い方もいいですね。
卵、栓抜きのネックレス、サングラスなどなど。
音楽もよかった!
漢汁いっぱいの映画だな。
最後に逃げた教会でルークがイエスの像に語りかけるところが泣けた。 私は母親役のジョー・バン・フリートが面会に来るシーンも印象に
残っています。
この作品、刑務所映画で大切な、脇を固める囚人仲間たちも魅力的
ですね、G・ケネディはもちろん、J・D・キャノンやルー・アン
トニオ。この二人、同時代のTVドラマ「逃亡者」にもゲストで出
ていました。
数年前、書店の海外文学コーナーで、「暴力脱獄」の原作の翻訳本
を見かけました。先程、アマゾンで検索してみましたが、出てきま
せんでしたので、絶版になったのでしょうか。
>>5
>母親役のジョー・バン・フリートが面会に来るシーンも印象に
残っています。
最初、民放のテレビで観た時にはその場面はカットされてたから、
ルークにとっての母親の意味というものがいまいち理解しづらかったんだけど、
ビデオで完全版を観たら、ガラッと印象が変わった。
というか、あれが無いとその後のルークの行動とかもよく分からんよね、実は。
とりあえず、ゆで卵の殻をつまんで取るドラグには毎回笑うし、
ラスト、きちんと貼り合わされたルークの写真が大写しになって終わるとこは、毎回号泣。 >>1
乙!!
A・パチーノの「セルピコ」、G・クーパーの「真昼の決闘」と並んで
漏れの男汁3部作だ。 17歳の頃だな、観たのは。 今から何十年も前の話しだが・・
この題名でふらりと映画館に入って、何だこりゃだよ
暴力振るって脱獄じゃなく、暴力振るわれて脱獄だろ
この映画で邦題の暴力的なまでの胡散臭さにはじめて気付いた
偶然同じ映画を観たクラスメートと、よく囚人の草刈りモーション
とか、卵を無理矢理呑ませる真似をして笑ったもんだ
ルークの姿に密かな連帯感を感じた同士の秘め事みたいなもんだねw
ところで、「男汁3部作」には「ライトスタッフ」を加えてくれないかなw >>6
そうなんですよ、民放の吹き替え版ではカットされてたんですよ。
まぁ、後でノーカット版観てわかったのですが。
ちなみに私のヒーローは、
「暴力脱獄」のP・ニューマン
「地上より永遠に」のM・クリフト
「砲艦サンパブロ」のS・マックイーン
この三つのキャラクターって、どこか似通った部分があるんですよね。
・・・つーか、男汁映画≠チて普通に使われてる言葉なのか?
初めて聞いたw 『スパルタカス』とか、『許されざる者』とかもそうか?
>>9
>「地上より永遠に」のM・クリフト
は、なんか違うような・・・ 看守にとことん反抗するニューマンは最高にカッコイイ。
ラストが切なすぎる。 「砲艦サンパブロ」のマッキーンwもいいなぁ・・
あのラストとルークも同じだよ ピーター・バラカンさんがこの映画好きらしいが
「邦題が最悪ですね」と言ってた。 >>14
何かの雑誌の特集で言ってたね。
日本だけこーゆー扱いなのかと思ってたけど、
DVDの特典に入ってる向こうの予告編見たら、
あの洗車するオッパイ姉ちゃんが必要以上にクローズアップされてたり、
アクション場面だけが雑然と繋ぎ合わされていたりで、
なんとも安い作りなのに驚いたのを憶えてる。
あれだけ見たら、絶対興味持たないよ、マジで。 確かに邦題は凄いな。まるでヤクザ映画(ポスターもそんな感じ)。
暴力教室てのもあったね
暴力教室→処刑教室→野獣教師みたいな >>15
逆に見に行って、「こんな真面目臭い映画なんて見たくねえ。映画はエロとバイオレンスだ!」
と裏切られた人も多かっただろう 実は私もその一味で、
「女体の神秘」とか「ヘイベイビー、セックスライフ」とか言う
題名に釣られて、よく映画館に入ったもんだ
だけどこの映画はその裏切られ具合が心地よく印象深かった
当時は底辺の観客から発せられる映画評が無かったので、この映画の
底深い良さを他人と分かち合うことが出来なかったが、今はいいよな >>20
>「女体の神秘」とか「ヘイベイビー、セックスライフ」とか言う
>題名に釣られて、よく映画館に入ったもんだ
w >>20
筑波久子の「ヘイ・ベイビー THE SEX LIFE」だろ
http://movie.goo.ne.jp/cast/105129/
最後に監督のチャコがベッドインして自作自演したりする・・
しかし、古いの出してくるなぁw
ここに居ますよ!わさわさ
撃たないでください!わさわさ ルークに煽られた囚人たちがものすごい勢いで道路を舗装していくスレ・・・
じゃない、シーンが痛快だった。 この映画が大好きな私は、恵まれない勤め人生活を送っています(w >>26
毎日のように上司に「俺の庭がおまえの土でいっぱいだ」とか言われてますかそうですか
オレモナ これを見たあなた!!ヾ(・ε・。)
あなたゎこの1ヶ月以内に好きな人と両思い
またゎ付き合っている子ゎすごくLOVE2になります!!
それにゎこの文章をコピーして他の掲示板に3回別の掲示板に
はればOK!!!たったこれだけであなたわぁ
最高の生活がおくれます!!
ただしこれをしなかったら
きっと両思いになることゎないでしょう!!(/□≦、)
やった子ゎ今でゎ学校1のLOVE2カップルです!!
これをやらなかった子ゎすぐに彼氏と別れてしまいました ガキじゃあるまいし暴力脱獄見るような奴が
そんなもん信じるかよ… この映画に共感を思える奴は不遇の中にいる奴だな。負け組みの側。
思い通りに行かない人生、不屈の闘志で己を貫き通すルークの生き様に共感を覚える。
ルーク、カコイイ。漢の鑑。
ニューマン自身も自分が演じた役でルークが一番好きだそうだ。
原作はジョージ・ケネディが演じた人物の体験による物だそうだけど
ぜひ読んでみたいと思い続けて25年だ。
この映画脇役陣が充実してる。味のある顔勢揃い。
サングラスが怖い! >>31
俺に関してはあたってるな・・
少し腹立つけど、あんたいい線突いてるよ
その不遇のムードをあまりにも共感深く
演ずることができるが故に、ニューマンは
或る意味敬遠されたのかも知れないね ゆで卵大食い競争しようか?
漏れの中ではルークとドラグの関係が、
「あしたのジョー」のジョーと西になんかダブる。
違うのは、喧嘩だけならドラグの方が強いってことかな。 映画の冒頭でパーキングメーターを壊すシーン。
あれってJ・ディーンの「理由無き反抗」も
そんな感じじゃなかったか? H・D・スタントンって 「パリス・テキサス」の
主役だべ。
なぜか ボブ・ディランの自主制作「レナルド&クララ」にも
チラッと顔出していた。 「パリス・テキサス」 いいなあ。
話は つまらないけど
中古ビデオで 持っておきたい1本。 なぜかギターではなく、バンジョーを弾いていた。
そういえば「マンハッタン物語」のマックィーンもラストのナタリー・ウッド
にプロポーズするとこで、バンジョー弾いてた。 ああルーク・・・・ガッツなやつだぜ、・・・あんな奴は見たことがねえ。
クールに死ぬってのは難しいもんだな・・・・。 そういえば、怪優デニス・ホッパーも可愛い顔して出てたなぁ。 ラストでルークを撃つグラサンかけた保安官て、明日に向って撃てでずっと追跡
してくる保安官に印象がカブる。 What we've got here is... failure to communicate. >>52
字幕版:ここにいるのは話の分からん男だ
吹き替え版:意思の疎通が足りないようだ
・・・だったっけ? >>52
その台詞ロックバンドのガンズンローゼスがサンプリングしてましたね
初めてこの映画観たときはハッとしました ( ゚д゚)ハッ! としました。(・∀・)スンスンスーン♪ ( ゚д゚)ハッ!
このゆで卵が ロッキーの生玉子になって それを
白石ひとみの 相手の 加藤鷹が 真似してた。
風邪を ひいた ひとみちゃんに
生玉子を出すが 飲めないので自分で飲み その代わりに ・・を >>58
それは伊丹十三「タンポポ」のぱくり。
あと、スレ違いにご注意。 >>60
ニューマン若かりし頃の「傷だらけの栄光」とセットで見ると
面白いものが見えてくるよ。
傷だらけの・・ではニューマンは粗暴だが神を愛する子羊で
あったが、クールでは教会内で神に疑問を投げかける。
そしてルークは教会で殺される。
神はルークを守ってくれはしなかったわけ。
当時のアメリカの世情が背景ににじみ出てくるわけだ。 おまいら、ルークは微笑みながら死んだよな。
あれはハッピーエンドだよな。 >>61
なるほど。為になります。
では、ルークにはキリスト本人を投影しているという説は?
卵の後の寝そべるポーズなど。 >>65
? 良い悪い、どっちの意味で言ってんだ?
ルーク=キリストの暗喩は、あざといほどに強調されてることなんだけど。 >>66
聖書とか疎いんでちょっと具体的に場面あげてもらえるとありがたいっす
ルーク=キリストにしちゃうと
ルークの神(つかキリスト)へのスタンスの取り方がなんかよく分からなくなる キリスト=神 なのか? 違うと思うが。
囚人番号の37もなんか意味あったよな。
聖書の37章とかなんとか。
あとはラストシーンの十字の破れ目とかか?
まぁ、明らかなのは受難のシーンだわな。 所内で大っぴらに賭け事やコーラが買える刑務所って実際向こうにあるの?
あまりセキュリティが厳重でない気がするんだけど。
スパイク・リーの作品でエドワート・ノートンが出てるやつ←タイトル忘れた。
でエドワート・ノートンの部屋にクールハンドルークのポスターが飾られてて
いい感じだった。あれ欲しい! >>75
今の米の刑務所の実像を知らないようだな。
もっと刑務所映画を見たほうが良い。
麻薬の取引、喧嘩、殺人、強姦がはびこるクレイジーな世界だよ、米の
務所は。
この映画の囚人達は善人だな。所内に殺気立った雰囲気が無い。
下手な日本の荒れた学校よりまともな気がする。
殺人やらの重犯罪でない軽微な犯罪を犯した者達の刑務所だから、ものすごい
ワルもいないのだろう。
そういえば囚人の中に黒人がいなかったような気がする。
まだ人種隔離政策が行われていた時代なのだろうな >>76
「25時」だな。あのオレンジっぽい色がまたええよね。
しかし、わざわざ暴力脱獄のポスターて。
狙ってやってるとしか思えんな。 あらかじめ脚本に書いてあったことか、監督の指示か、美術(小道具係)のアイデアか、
観てる側には判断できないけど、画面に映し出されるものは意図して撮影されている。 >>78
そーだ「25時」でしたね。エドワート・ノートンは
ポール・ニューマンとは反対の生き方を選びましたね。 俺、馬主になったら「クールハンドルーク」って名前つけるから、応援してくれ。
ゆで卵はほんとに食べたって聞いたけどほんとかな。
ってゆで卵レスばっかりでワラタ。 「あの時は本当に参ったよ、でも改心しなかっただけさ」
男汁映画なら、「暴走機関車」もあげてくれ
同じく脱走物だが、主人公のマニーはルークとは毛並みの違う反骨野郎 >>93
ジョン・ボイドだ!オレもあの映画好きです。 >>93
唯一出てくる女優も色気ゼロで「暴力脱獄」以上に男汁ダラダラ出てましたね。
しかしこーいった作品は男じゃないと共感できないなかなあ。オレの彼女は
つまらんとかぬかしやがった!「バニシング・ポイント」もなんで最後死ぬの?
とかゆーし・・ バラカン氏がこの映画が好きだというのは既出ですね
同氏の好きな映画の第2位に、「暴力脱獄」をランクさせてましたね この映画を初めて観た時は未だ小学生で、車のガラスに押し付けられた
外人女のオッパイしか記憶に残らなかった
高校生の時に観た時は、俺もルークみたいな「一人前の漢」になりたいと思った
30代半ばとなった今でも、ルークは心のアニキである