【イタリア映画】自転車泥棒【1948年】
第2次世界大戦後イタリアは、ぶつけようのない怒りや悲しみ、将来への不安に満ちていた。
社会の混乱のなかで懸命に生きる労働者たち。主人公リッチは妻と息子の3人家族。
2年の極貧生活ののち、ようやく手に入れた仕事には自転車が必要だった。
ありったけのシーツを質に入れ、自転車を手に入れるが、無情にも自転車泥棒に遭ってしまう。
唯一の商売道具である自転車を探しに街へ出かける父子。
その姿をとおして監督ビットリオ・デ・シーカは、88分という短い時間のなかで戦後イタリアの混沌の姿をリアルに描きだす。
すべては衝撃のラストシーンの伏線であり、それは観る人たちの心に複雑な感情をもたらす。
48年、アカデミー外国語映画賞受賞。主演の父子はまったくの素人を起用し、ネオ・レアリスモの存在を全世界に知らしめた。 泣ける名作と聞いてて
観る前に水野晴夫が解説でストーリー全部言っちゃってるのを読んでしまい
その時点ですでにウッとなってしまった。
そのポツンと置いてある自転車はダメだってば!
まとめて止めてある中から人にまぎれて盗め!
今がチャンスだってば!
自転車こぐのがトロいんだよ!
とか、おとんに突っ込みつつ応援しているうちに終わってしまった。 遅レスだが、
>>333-334 はテンプレにしたいくらい、なるほどと思った。 鑑賞前: しょぼっ。自転車盗まれて、盗み返したらボコられたツーだけの映画だろ。プッ馬鹿じゃね?ゲラ。
鑑賞中: オロッ?・・・・・・・(グスッ)・・・ぅぅぅ。。
鑑賞後: ・・・・はぁ・・・・・・もう、寝る。 この映画って、親子が手を握って歩いていくシーンがラストだよな?
この映画を勧めてくれた祖母が、「最後にお父さんが死んじゃうんだよねぇ」と言っていたんだが…
公開当時とVHS版では内容が違うんだろうか? >>347
別の映画と勘違いしてるんじゃないかな? >>348
レスありがとう
やっぱそうなのかな… 今度もう一回詳しく聞いてみるよ この映画を多感な中学生時代にみたせいで、未だにモッツァレラチーズにトラウマが・・・ この映画の時代は悲惨だったかと言えば、確かにそう思う。
でも、今の時代、派遣じゃ結婚も子作りも出来ないんだよな。 >>347
それ「鉄道員」だと思う。
古いイタリア映画で、子役が達者なトコが似てるかな。 自転車を盗んだ犯人らしき若者が住んでいるところにうようよいる
柄の悪い人たち、みんなグルに思えてきた。
あんな風にお互いに悪事をかばい合って暮らしているんじゃないかと。
何も知らないのは、あの料理していた母親だけではないのか? >>356
そういう事なんだ。これからの日本もああいう地域が増えるよ。 NHKのイタリア語講座の講師もやってた人が書いた
「パンのようにおいしいイタリア人」て本によると
イタリア人はイタリア人が一番信用できないってさw リストランテで食べていたチーズ料理はどんなものだったのかな。
頼んだのはあれだけ単品でおなかいっぱいになるのだろうか? それよりも あのレストランで裕福そうな家族がいて小さな息子が
主人公達のテーブルをバカにした目で見ている
あの子役の顔が一番怖い そうそう、あの金持ちの子どもの表情、憎たらしいよねぇ・・
髪型もヘンだし、ほんとに高慢ちきなかんじ。 結局、自転車を盗んだ犯人はあの青年ではなかったのか?
俺は実は自転車探しをしてくれた友人たちが怪しいと思っている
んだが。 どこが名作なのかわからんかった。
憐みの気持ちや貧困の悲しみはわかるけど、
盗まれても盗んじゃだめでしょって感想。
妹のために野菜をぬすんだ火垂るの墓は泣けたけど、
これは泣けなかった。 でも、父親になったりすると、
また違う味わいがあるんだろうな。きっと。 まずタンスとベッド一つをうっぱらって、
その金をもって質屋の前で待つ。
自転車を質に入れる人が現れたら声をかけ、
自転車を高値で借りる。(自転車を質に入れる人は近隣だから)
で、借りた自転車で旦那が一ヶ月働き給料をもらったら、
自転車と謝礼を返し、市場で中古自転車を買えばいいわけだし。
だから、旦那と子供がトボトボと家に帰ったら、
奥さんが自転車を用意してニコニコ顔で待っているって思うよ。
占い師の言うとおりになっちゃったー!!ぐらいのテンションで。
で、子供がオレ自転車の鍵を発明して、
貸し自転車屋はじめちゃおっかなぐらいの勢いの
アメリカンドリーム描いて
ピザをほうばるっていう光景しか思い浮かばん。
リアリズム追究してるのなら、
追い詰められたら、そんくらいやってるって。
__,ィ ヽ. `ヽ.
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/ / i /l/|_ハ li l i li ハ
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{イ l / l li //___ リ_lノ lル' lハ. ソ
i| /レ/l l l v'´ ̄ , ´ ̄`イ !| ll,ハ
ハ| ll∧ハヽ ト、 '''' r==┐ '''' /l jハ| ll ll
〃 ‖ レ'¨´ヽiへ. _ 、__,ノ ,.イ/|/ ノ ll l||
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面白いわよ・・
だいぶ前にNHK-BSの「世界わがこころの旅」か何かで
ロケ地を訪ねていってた人が、自分の人生と照らし合わせて
感極まって泣いてたの覚えてる。 どうってことないストーリーなのに
何度観ても飽きない。
こういうところが名作たる所以なのでしょう。
あの親子はさ、絶望と、そのなかのわずかな希望の対比なんだな 映画 自転車泥棒 吹き替え.wmv 86,954,482 6a852c7227c5b61e0b252a1c46e41aa833266237 ラストでお父さんが自転車盗んだ時、みんなに取り押さえられたけど
お父さんが盗まれた時に、みんなで犯人取り押さえてやれば良かったのに・・・
ま、それじゃ映画になんないんだけどねw
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昔にはもどれない・・・・
だけど昔の映画を観れば 昔にもどれる!
あの頃は「鍵」なかったのかな?
少なくとも紐でちょっと縛れば、あんな風に
パッと乗り逃げされないのにねぇ…。 ん?
だって次々にビラ貼ってく作業してるんだから、いちいち鍵しないんじゃね? 昔は世知辛い世の中じゃなかった、隣近所仲良しグループ、ただから知らない人がうろうろしていると警察へつうほうしたもんだ。これが遠くの親戚より何々と言うんだな。 ちょいと借りる癖悪いよなー、元に戻しておけ多少は罪の意識持てよ この映画観ると、シンプルでもいいから強く行きていこう!
って思う。 なんか勇気が沸いてきます。
ヘンでしょうか? >>397
レスがあるとは思っていませんでした。有難うございます。
私は
この「飽食な」いまの日本にいて、絶えず消費にあおられている中で
忘れている何か非常に大切なものに気づかされた気がします。
それは「清貧」などという薄っぺらいものでは断じてなく、人間の
尊厳、のようなものでしょうか。
47歳のオッサンだが
小1の時にオカンとテレビで観てて、ラストシーンでオカンは号泣、子供心に釣られて俺も泣いた。
4年前に500円で購入
今は亡き両親が生きていた時代の名作を再び観て胸が熱くなった。
デシーカの“ひまわり”も名作。 45だが、俺も父親が他界してる。
小1のとき自転車が欲しくて、ねだっていたが
なかなか買ってもらえずにいたところ
誕生日に親父が真新しい子供用の自転車を押しながら帰ってきた。
炭鉱夫だった親父の顔は煤だらけで俺の顔を見たとたんに
ニカっと真白な歯を見せた。
あの顔は一生忘れられない。
この映画や古いイタリア映画を見ると
なぜかこのときのことを思い出して切なくなるよ。 >>401
すごくいいお話ですね! 読んで私まで胸が熱くなりました。
401さんの情景描写も映画のワンシーンのようで迫るものがありました。
素晴らしい方であったであろうお父様をもたれた401さんも、いまでは
良いお父さまなのでは?と想像してしまいました。
悲しくてやるせない作品
どこかに希望を見出せるのか? 俺も先月母親を亡くした、>>399と同じ47だ
父は健在だが都落ちしてどん底生活の中、先行きに希望はない
この映画、消防の頃TVで一度観ただけだが、安売りDVD買おうと思う
以上、通りすがりの者ですた >>404 そうか親子の情愛か
そう思えば何となく救われる
ありがとう 「おい、ウチ帰ってお母さんに言うんじゃねーぞ」
「分かったよ。で、いくらくれるんだい?」 今日見ました
FINEの文字にえー、と驚いた
なんて哀しい映画なんだ…
たかが自転車を盗まれるという一個人の小さい不幸話を社会全体の不条理にまで昇華させた監督の手腕に脱帽
オヤジが盗みを失敗した後の、あの親子の沈黙…なんともいえない
最後、もの悲しい音楽の高まりとともにFINEの文字が出るのが
印象的。 子どもが父親の手を取る、ただこれだけのことで
物語の最後を締めた監督の手腕には言葉もない。
私も47才、大阪のおばちゃんです。
最初に観たのが小学生の頃、NHK教育で。
土曜の昼下がり。観終わって、なんとも言えない
地に落ちそうな気分にさせられたのを、覚えています。
悲しい、悔しい、もどかしい。最大級の理不尽。
勧善懲悪、ヒーローものが流行っていたあの頃に
「生きていくという事は、自分自身だけではどうにもならない
事だらけ。」小学生の時すでに、この映画で教わったような気がします。
あれからウン十年経って・・・
再放送・DVDでこの映画を繰り返し見ては
「お父さん!、そこに自転車を置いちゃダメ!!!」
と叫んでしまうのです。 >>410
ナカーマ!私も47才のオバサンです。
最初に観たスチュエーションも同じです。
多分、同じ日・同じ時間に同じような体験をしたのでしょうね!
初めて泣いた映画。
今でも、各シーンを思い出すだけで泣けてくる映画です。 実行犯を逃がすためにワザと違う方向に導く奴(一味?)がいちばん腹立つ! 少し話がづれてしまうかもしれないけど、
この時代の自転車って上品でカッコ良いよね!
この時代の自転車に乗りたいと思って探しているんだけどなかなか見つからない。。。
40代だけど、スマンが今ひとつの映画だった。
時代が違いすぎてしまったのも、いけなかったかもしれない。
せめて、日本がバブルに入る前に観ておいた方が良かったと後悔している。
父親が必死になるのは判るが、教会で騒ぐ、順番を守らないなど
周りを見ることの出来ない底辺で生きる無学な人間像がよく現れすぎてて
これじゃ騙されるってか、こういう運命になってもしかたないかもな。
と思えてしまって。
しかし、向こうの子役は達者で上手いね。誉めたいところたくさんある。 >周りを見ることの出来ない底辺で生きる無学な人間像がよく現れすぎてて
>これじゃ騙されるってか、こういう運命になってもしかたないかもな。
だからこそ余計に物悲しかった
といいつつ俺もそこまで感動しなかったけど IVCから発売されているDVDを先日初めて観たのですが、
日本語字幕の内容がVHS版(IVC)と違っていて
ちょっと残念でした。
●最後の台詞
VHS「息子に感謝するがいい」
DVD「神様に感謝しろよ」
他社のDVDはどんな具合ですか? 小学校低学年の頃見たときには、レストランで金持ちの子どもと対抗しきれないシーンが一番印象に残った。
大人になってからもう一度見たら、自転車を盗もうとしたオヤジの気持ちが痛いほど刺さった。
同じ映画なのに、感情移入を深くする場所が変わってた。 ドキュメンタリーで求職中のホームレスの人の
見たけど、チャリが仕事をえるための大事な交通手段だった
映画みたいにチャリ一台消えるだけで大騒ぎも
今昔関係ないな
チャリ盗まれたって警察に届けたら、こ一時間説教されました。 俺の意見として
徹底的なリアリズムは芸術としてはよろしくない
ホームビデオは芸術じゃないからな
ただこの映画の示唆するところや、試みには評価できる 今月、福岡市総合図書館内のミニシアターで
無料上映しています。
中型スクリーンでのDVD上映だけど。 ttp://www.47news.jp/CN/201008/CN2010080201000234.html
スーゾ・C・ダミーコさん死去 伊の映画脚本家
スーゾ・チェッキ・ダミーコさん(イタリアの映画脚本家)
AP通信によると、7月31日、ローマで死去、96歳。死因は不明。
戦後のイタリア映画界で活躍し、ビスコンティ監督など巨匠の作品の脚本を多く手掛けた。
主な作品は「家族の肖像」「シシリーの黒い霧」など。「自転車泥棒」の制作にもかかわった。
(共同)
2010/08/02 11:14 【共同通信】