>>272
>星の数はどこの国もたいして変わらないし
ご苦労さんです。それでどこの国でも同じようにいい映画として評価していると思いますか?
私も以前同じ様なことをしたことがありますが、この結果はまったく有用ではないですね。なぜなら、

1ネットの点数評価は基本的には面白いと思った人がつけるから。
全ての観客がつけるわけではなく、詰まらないと感じた人はわざわざキーボードを叩かない。
特に安く入手した古い映画については。どんな作品でも常に面白いと思った人が評価者の多くを占めるので、まあまあ面白いという微温的な評価が多くなる。

2点数の意味が人により異なるから
評価の意味が@映画史上での位置づけの評価なのか、評価者の経験の中での評価なのか、
Aどんな点で良いのか、恋愛劇としてか優秀な政治的映画としてなのか、
B入場料に対する評価なのか、その投資額はいくらなのか。
 @については正直な初心者以外は自分が見た映画の中では××という評価はせず、常にある程度の映画史上の有名な映画を意識して評価するように思われる。
全ての映画を見ている人はいないが、評価者は自分の持つ映画の経験と知識と比較して評価したがる。評価者の知識や経験は、その時代や年齢層により大きく変わりうるし、同じ層でも人により違うのは当たり前だ。
 Aについては雑誌などではコメントを併記した上での点数になっているが、ネットではまともなコメントがない場合も多いし、そもそも機会的に平均化する時点で意味合いは無視される。
 Bは新しい映画では入場料に対して厳しく値踏みされるのに対し、レンタルなどで安く手に入る古い映画については、甘くなるように思われる。

3点数はたいてい6〜8になるから
映画を多く見ている人も見ていない人も、極端な評価をすることへの恐れから10と0&1はつける事が困難だ(10点満点で)。
映画をあまり見ない人は気軽に10点はつけるかもしれないが、0や1は自分の評価に自信を持てないとつけ難いでしょう。
 映画を多く見ている人なら完璧という意味の10点はつけにくいだろうし、少なくとも映画館で興行が打てる映画なら、例え明らかなB級のアクション映画でも、それなりの楽しみがあることを知っているでしょう。
なので0や1はつけ難い。前記のひどい駄作は投票自体が行われないので、ある程度よい作品ばかりが評価されるので、2〜4もつけにくい。
 従ってつける点数は5〜9になり平均すれば6〜8に大抵はいることになる。

4実は先行する意見に左右されやすいから
これは「みんなのシネマレビュー」(ttp://www.jtnews.jp/)を見ての感想ですが、評価者は以前の投稿を見てから書く場合が多く、その結果似た意見が多くなるようだ。
多くの人は同じ傾向の意見の流れの中で、多少の違いを議論するのを楽しむようだ。
特に数10以上の既存の意見がある場合、それらに完全に逆行する意見は自分の意見を丁寧に説明することが面倒らしくコメントが貧弱になるように思われる。つまり完全な感想のバラエティはまったく怪しい。