明日に向って撃て!
ボリビアで給料運びをやっている時に、襲われて鉱山会社の親爺が殺され、
二人が反撃した後でブッチが「初めて人を殺した」と言う場面が新鮮だった。 バカラックの音楽目当てに生まれて初めて名画座に足を運んだなあ、遠い昔だけど。
映画館から出てきたときは「映画ってオモシロイ」って興奮してたっけ。 当年35歳。
出逢いは高一のとき。NHKで吉田泉のひどい字幕がついたノーカット版を見る。それでも十二分に楽しかった。
主題歌は大昔に聴いたことがあったのを思い出した。
その後ビデオソフトをダビングする。字幕は保田道子。これは中々よかった。
数年後にテレビで吹替版(現在DVDに収録されている奴ね)を録画する。吹替で観る本作も非常に楽しかった。
95年か96年に銀座シャンゼリゼでリバイバルを見る。字幕は御大の清水俊二だったが、これはひどかった。
二人が君と僕で呼び合ってるし、妙にディテールを訳している割には言葉遣いが野暮ったくて、これが高瀬鎮夫だったらと思った。
ともかく、スクリーンで見られて大満足した。
NHK-BSがワイドスクリーンで放映し、字幕も稲田嵯裕里で新訳。
去年、ハードも持っていないのに吹替版LDをヤフオクで落札する。まだプレーヤーを持てないのだが、羽佐間、広川、鈴木弘子の吹替が楽しみだ。台本は木原たけし御大だし。早く観たいな。
今年DVDを買う。特典の別エンディングにかかる曲が気に入った。
初めて出会ってからもう19年…。 ポール・ニューマンこと“ブッチ”は放置自転車の元祖。 当年42歳
最初の出会いは小学生くらいかな?テレビで観た。その後もテレビで1度見た。
中古レコードでサウンドトラックを買った。
細かい話はあまり覚えてない。追走劇あったり、女性教師と遊んでたなって感じ。
僕の印象に残るのは、ラストに軍隊に包囲された二人の姿です。
被弾し傷つき、銃を握り落とさないように布で手に巻きつけながら次の行く先を話し合う。
南米に行こう、あそこなら暴れまわれるぜって。ほんとかよ?って笑って答える。
意を決した二人は飛び出し、囲みを突破しようと軍隊と応戦する。
指揮官が「撃てー撃てー撃てー」(音声は現地語。字幕が入っていたと思う。)
極限状態に追い込まれてもなおユーモアのある会話には死に行く者のイメージは感じない。
明日の太陽に向って拳銃を撃ち続けていくんだろうなーって。
永遠に夢をあきらめない。あきらめた瞬間が死であるような・・。
であるからこそ、飛び出す直前の一瞬の二人の真剣な眼差しに惹かれる。 >>75
次の行き先にしようって言ってたのは南米じゃなくてオーストラリアね
そもそも二人が軍隊に追い詰められている場所が南米だし >>63
そこは西早稲田のACTミニシアターでは?
私は特別会員になって在京時代の7年間通い詰めたよ。
なつかしいな… >>75
今年42歳ならTV初放映時は高校生くらいだったはず。 DVDを買ってきました。三人のインタビューを聴いてびっくりしたのは
自転車のシーンで牛との遭遇が偶然だつたていうこと。
映画館ではニューマンと牛のアップがうつって笑いがおきたとこなのに
あれが演出でないとは・・・。 >75 >80
すいません。オケイ押しちゃった。
ということで、小生今年43ですが、TVでの初お目見えは中3の頃と覚えてます。
確か金曜ゴールデン劇場で、欽チャンがこのTV局の番組全部に出演する日だったと思います。
んで、高嶋忠男と一緒に始めと最後でコメントしていたハズではないかと
記憶していますが定かではありません。
この点を踏まえると、最初のTV放送は昭和52年の春だったような気がします。 解釈の違いと片付けられるかもしれないが、
ラスト、二人は、軍隊に囲まれてることを知らない。
逃げ込む前と同様、地元の警官達数人の包囲だと思ってる。
だから、死は全く覚悟してなく、本当に逃げ切るつもりで飛び出した。
そう思って見ると、ラストのストッップモーションが、なお悲痛に…。
ストッップモーション→ストップモーション
しくった。スマソ。 昭和52年だったのかーww
次はオーストラリアを目指したんだ。納得。
「次は南米」って書いたけど自信なかったのよねーww
たしかボリビアの軍隊が最後の相手だったような気がしたけど、
北米から南米に下って来たはずだから、「更に南の国」かなって思ってた。
それからビバリーヒルズコップのTかUで、麻薬組織の隠れる豪邸に
二人の刑事が踏み込んで銃撃戦になるんだけど。
激しい銃撃に押されて二人が身動きできない状態の時に、
若手刑事の方が「明日に向って撃て」みたいだーって楽しんでる。
もう一人の刑事はこいつなんだ?この非常時に!って表情。
なんだかそのシーンがうれしく感じた
>>83
俺もその解釈だよ。
結末はともかく、二人の楽天的なところが爽快。 俺にとって西部劇はこの「明日に向かって撃て」とペキンパーの「ワイルドバンチ」
がお気に入り
何度見ても切ないなぁ 遅ればせながらDVD買いました。
94年当時の収録インタビューでお久しぶりのキャサリン・ロスを拝見。
面影を残しながらそのまま歳をとったという感じ。
化粧っけもなく、私は女優よって感じでなくなってて、
自然体がキャサリンらしいと思ったよ。
今でも農場かどこかで静かに暮らしているのだろうか。 最近よく聴くいやな言葉に「勝ち組」「負け組」というのがあるが
この二人はいわゆる「負け組」なのだろう。
でもピンチにユーモアを忘れず、新天地に夢をはせる。
「雨にぬれても」も気にしない。これが心をうつ >>89
うーん。そうだろうか?
「勝ち組」「負け組」という範疇の外だと思う。
アウトローとして楽天的に生きている。明日も楽しもうなーって感じで。
人生の勝ち負けなんて、俺達には関係なねーって笑ってると思うけど。 >>90
いや、>>89は「客観的に見ればこの2人は負け組かもしれないが、
本人達は全くそんな事は気にしていないし興味も無い」
という意味で書いたんだと思う ラストのニューマンが凄く老けて見えた。
でこに皺が入って・・・。
「もう馬鹿やってらんねーしな」と思ってる一方で
後戻りできないことも知っていてそれでも
ユーモアを忘れない二人が儚げだ。 男女三人の関係がこの映画のようにすかずしく描かれているのは少ないよね。
自転車のシーンが全てを表現しているのだろうけれども、青春の息吹を感じる。
若者を直接描くより、ずっとみずみずしい >>93
どこのスレだったか
ジョージ・ロイ・ヒルは男女をさらっと描く傾向にあると。
だから「華麗なるヒコーキ野郎」で女性が落下死しても
あまりひきずらないため、逆に違和感を感じると。
そういわれればそうかも。
でも「明日に向って撃て!」ではそれが幸いしてるかな。 >>93
「冒険者たち」なんかもありましたね。
ちょっと違うかもしれないけど「突然炎の如く」なども。 「雨に濡れても」は当初ボブ・ディランが歌う予定だったと聞いたことがあります。 知ったかで恐縮なんだが……
この映画の冒頭で映写されている「大列車強盗」は、
世界で最初の劇映画として認知されている1903年の作品。
「明日に向って撃て!」の列車強盗が、1898年だから、「大列車強盗」は、
ブッチ&サンダンスの事件の映画化ってことになるのだな。 途中立ち寄るニューヨークのセットは
制作時期が同じだった
「ハロー・ドーリー!」のセットを借りて
撮影したっていう噂は本当ですか? >>100
へー、そうなんですか。
じゃクライマックス2人は死亡してないに
結びつけられるかも・・・ ラストのストップモーションは、確か「独立愚連隊」でもあったような
気がする。製作年からすると 愚連隊 のほうが古いのでロイ・ヒル監督
はパクッタのかな? 愚連隊レス 岡本喜八レスを見てきたけれど
その辺の事とくに書いてなかった。違う邦画だったかな〜? ttp://www.alpha-net.ne.jp/users2/thwin/screen/s004.htm >>39
これってネタなのか?
見れないんだけどすごく気になる。 ロバート・レッドフォードが「ブッチ・キャシディ、わが兄弟」への序文で述べてる
一部分↓
「ブッチとサンダンスが夕陽に向かって走りこんでゆく時、多くの人々の心も彼らと
共に賭けてゆく。なぜか彼らはノスタルジックな私たちの過去の一片を捕えているのだ。
私たちにとってそれはロマンスの同義語であり、自由な精神であり、笑みを浮かべて
冒険に乗り込むフロンティアの心意気でもあるのだ。」
なんか共感できるよね。 かなり昔だけど(15,6年前?)これのメイキングをTVでやってた。
列車強盗の火薬が多すぎて札束が舞い散るシーンでの大扇風機作戦とか、
「泳げないんだ!」の崖から飛び降りるシーンで背景に絵を使った事や、
ボリビアに渡ってブッチが初めて人(強盗を)を殺めてしまうシーンを
スローモーションにするいきさつ等等。
「雨に濡れても」のシーンの木漏れ日も何か仕掛けがあったと言ってたような希ガス
録画したビデオは貸した友人の実家で違うビデオに生まれ変わってしまったらしい・・・orz >>113
明日に向って撃て!のDVDにメイキングが収録されてるよ。 今度アルティメット版DVD出る事になったら
羽佐間ニューマンと広川レッドフォードの
LD版吹き替え入れて欲しい。
ノーカットだし。 >>101
今さらのレスだけど、
セットは借り物ではなく、
一応作ったと何かの記事で読んだ記憶がある。
だいぶ前のことだから、記憶も曖昧だけどね。
それにしても、スチルのシーンだけのセットなんて
実に勿体ないことだね。 その昔、FMラジオで放送されてた
『IBM夜のシネマスケッチ』でこの作品が紹介された。
かとうかずこがサントラに乗せてストーリーを淡々と読み上げる。
録音したテープを繰り返し聞いた。
この映画題名は知ってたけど内容はこの番組で初めて聞いた。
もっとも、タイトルの紹介は無かったので
「何て題だろ?」としばらく思ってましたw >>120
繰り返し聞くほどいい番組だったの?
普通内容紹介あったら映画本編に
走りそうなものだけど。 >>121
'80年代後半で当時高校生でした。
寝る前に毎晩の様に聞いてました。
ビデオレンタルが普及し始めた頃だったと思います。
FOXは松竹と組んでSCFなるレーベルを起ち上げてました。
『明日に〜』のビデオ化も確かされて、ビデオ屋を廻った様な
記憶があります(どこも置いてなかったみたい)。
当時ヘラルドが主催する映画クラブに入ってまして
そこの上映会で『明日に〜』が選ばれたのでその時ようやく見ました。
ただスタンダードサイズで上映されてましたが(多分16mm)w
どういう訳かその直後にNHKで字幕放送されました。
(エンディングがカットされたのでヘラルドの会報で早速ネタにしてた) >>122
あーなるほど。そんなに前でしたか。
ぼくも'70年代後半〜'80年代に高校生だったから
レンタルビデオやレンタルレコードなどを見かけたのは
大学の時に上京してからかな。
じゃ名画座以外にすぐに映画本編見られる
媒体は少なかったですね。
でもほぼ同世代なのにその番組は知らなかった・・・ DVDの特典に
「もうひとつのエンディング」
ってのがあったんで
別のラストがあったのかって期待して買ったら
真っ黒なバックにただ白字でクレジットが出るだけだったんで
(いかにも今作りましたって感じだった)
ズッこけますた・・・。 >>125
そーそー。
♪ててーてーてーてーてーててーてん、
ててーてーてーてーてーててーてん〜♪
って奴w
サントラの一曲目に入ってるね。 元々エンディング用にこさえたのかな。
あのエンディングにあの音楽ってどうなんだろう
レーザーディスクの特別版(今のDVDと同じ内容)が出るまで、あのサンロラの
オープニング曲が何に使われてるか全く知らなかった。
ちなみにその期間25年。 >>131
?
ブッチ・キャシディ&サンダンス・キッドとその仲間=“ワイルド・バンチ”でしょ 『明日に向って撃て!』と『ワイルド・バンチ』が両方とも
ワイルド・バンチを題材にした映画化だってことは知らない人も多いよ。
ヒッチコック『サイコ』とフーパー『悪魔のいけにえ』の2本も
有名なエド・ゲイン事件に影響をうけた映画化だから姉妹編とも言えなくないよね。 age
ttp://okk0320.hp.infoseek.co.jp/music/midi4/116raindrops.htm 音楽好きの22歳ですが、ちょっと前にこの映画見てハマりました。
テンポよく進むストーリーとバカラックの音楽が最高に気持ちいい。
サントラも最高です。
最後の切なさとユーモアがいいバランスで楽しめました。
ブッチとサンダンスのキャラクターも完璧で、映画が終わった後もまだ生きてる様な気がしちゃいましたね。
スティングも見たけど、個人的にはブッチキャシディ&サンダンスキッドの方が好きだな〜。
これからもずっと好きな映画であり続けるでしょう。 今見て上のレス見て>>4に超共感っす。
まさにそうだった。明日に向かって撃て!だとレッドフォードがかっこいいのに、
スティングだとニューマンだった。
不思議だ〜 >>136 言われてみれば、サントラ盤にサンダンスの曲は入ってるけど、
ブッチは無いよな。 >>137
ブッチの曲は“Raindrops keep falling on my head”ですよ! DVD、究極で出たりしないのかな。待ってるんだが。 LD時代に「スペシャルコレクション」が米・日盤共に発売されているので
あながち不可能ではないと思う。
日盤はダブルジャケットだったが米盤はBOX仕様で豪華。 >>30
>「雨にぬれても」はもちろん良い曲というか歌ですが、この映画の主題曲は
>「太陽をつかもう」だと思う。
うん。 「俺たちに明日はない」に比べたらこっちの方が数倍いい。
俺はどっちも好きだけど、名曲「雨に濡れても」の名場面が有る分だけこっちの方が良いかな。 ブッチキャシディとサンダンスキッドが女教師と別の道を行くことを決めるシーンから、ジワリと
ボサノヴァタッチになっていく曲が好きだったなあ。 ポール・ニューマン今年(2005年)で80歳だって
公開当時だって49歳だったから
歳食って当たり前だけどさ。
レッドフォードは68・・・ レッドフォードは顔の皮膚が塗壁みたいになっちまった
触ると何かボロボロ落っこちそう サンダンス映画祭なんて主催してるくらいだから、やはりレッドフォードにすれば
思い入れのある作品なんだろうな。 「明日に向かって撃て!」(69)と「スティング」(73)で共演したロバート・レッドフォードとポール・ニューマンが、30年ぶりに共演する可能性が出てきた。
ニューヨークで、最新作「An Unfinished Life」をプロモーション中のレッドフォードが取材の席で明かしたもの。
レッドフォードによると、これまで共演の話は何度となく持ちかけられたが、ろくな企画がなかったので、もう2度と共演することはないと思っていたという。
しかし、現在交渉中の企画は2人ともかなり気に入っており、「あとは、彼(ポール・ニューマン)が台詞を覚えられるかどうかだね」と、ジョークまじりに語ったという。ちなみに現在、レッドフォードは68歳、ニューマンは80歳。
レッドフォードは、映画のタイトルや詳しい内容についてはコメントを伏せたが、一部では、「ビル・ブライソンの究極のアウトドア体験―北米アパラチア自然歩道を行く」(中央公論新社刊)の映画化では、と報道されている。
同書は、著者のブライソンと友人カッツが3500キロにも及ぶアパラチア自然歩道に挑む道中記。 ロイ・ヒルが病気になる前だったらよかったのに… ・゚・(つд`)・゚・ 高一の時に見て感動した。以来映画にのめりこむようになった。 ある店では、雨が降り出すと「雨に濡れても」のBGMを流して、店内の客に
知らせる。 映画の中で、実際には「雨にぬれても」は一度も使われていないよね。
自転車の二人乗りシーンのバックに流れるのは、「二人の自転車」。
最初と最後は「雨にぬれても」と同じだが、途中でインストになる。
サントラ盤では、この二つは別の曲として収録されてる。 バッシング受けること覚悟で告白します。
「雨にぬれても」って主題歌ではないと思うのです。
単なる挿入歌だと思うのよ。 >160
「客に知らせる」って…
客は普通、放送される曲の約束ごとを知らないんだから
曲をかけたって意味ないだろw
俺がバイトしていた大手百貨店がそうだったが
あれは客じゃなくて店員に知らせてるんだよ。
雨だと知ることで紙包装をビニール包装にしたり
雨具を売り場の目立つ位置に移動したりするんだ。
雨が止むと「オーバー・ザ・レインボー」をかける。 >>166
ホント?
映画を見て以来30年間、自分ひとりだけそう思っていました。
これで安心したヨ。