【ブランチ】欲望という名の電車【スタンリー】
テネシー・ウィリアムズの20世紀屈指の名作戯曲の初の映画版。
主要キャスト4人とも大熱演を見せてます。
特にビビアン・リーが凄い。
監督:
エリア・カザン
出演:
ビビアン・リー
マーロン・ブランド
キム・ハンター
カール・マルデン キム・ハンターは猿の惑星で女猿を熱演、メイクで誰かわからんw ファーストシーンで鳥肌立った。
ウィリアムズとカザンの天才の相乗作用だな。
画面自体いかにもテレビ画面向きな気もするが、
ビデオで鳥肌立つかどうかは未見でわからん。
「草原の輝き」でも同じことを別れた女房に云って
「え、なんで?」と聞かれた。一緒にビデオ見て、
確かに立たなかった(笑)。あれは滝の音響が
影響してたのかなあ。 エリア・カザンは良い監督だと思います。
エデンの東も有名ですが。
この人、ユダヤ系ギリシャ移民の子でマッカーシーによる赤狩りの時に当時の映画関係
者数人を共産主義者として当局に売ったということでハリウッドでは評判悪い人だった
ようです。 ずっと前のアカデミー賞の式でマーティン・スコセッシに紹介
されて特別功労賞受賞してたけど、スタンディングした人と
ムッとしながら座ったままの人らに分かれたのが非常に印象的。
エリア・カザンの経歴上の汚点、でもその立場になってみれば
どうなんだろうな?人間は弱いからね。 特別功労賞は「おまいらもいーかげん彼を許してやれよ」という
ニュアンスも含められていたんだろうね。「ラストタイクーン」の
頃は往年の凄味が全然感じられなかったが、あの当時でも出演
拒否する役者なんていたのかしら。
少なくともわしら日本人が賢しらにあげつらうことではないよね。
ハリウッドきっての左派(?)ウォーレン・ビーティが嬉しそうだった
のは一瞬「あれ」と思ったが、考えてみれば当たり前だ。彼に
とっては大恩人だものな。 ビビアンはオリビエの子を二度流産してからおかしくなりはじめたらしいよ。あのガラス細工のような美貌は、どうかすると確かに少し神経症的かも。 酔っぱらったカールマルデンが切れる場面が最高。
「そういえば明るいところであんたを見たことなかったな」(うろ覚え)
残酷シーンにワクワク。 >>42
顔を電灯の下に晒して「年を偽るにも程がある・・・」と絶句するところですな。
個人的にはそんなにひどくないじゃんとオモタのですが。
ビビアン・リーは美人だし、年といっても当時三十代後半だし。 生まれて初めて自分の意志で読んだ戯曲が「欲望の〜」だった。 ニューオーリンズに住んでいた事があるけど
ストリートカーに「欲望」とか「墓場」とかいう車名は無かった気がするな・・ いや、確か「アイアムポーリッシュ」ではなかんべか。 ヴィヴィアン・リー目的で見たんだけど、
マーロン・ブランドの存在感にびっくり。
マーロン・ブランドのアメリカの写真集(?)をパラパラ見てたら、
エリア・カザンが”ヴィヴィアンには演技の才能はない。 彼女は、
演技が上手くなるためだったら、ガラスの破片の上を歩く事も厭わないだろう。
(でも、演技の才能は…)”と言ったみたいな事が書いてあった。
ヴィヴィアン、監督と上手くいかなかったの? >58
エリア・カザンはメソッド演劇の旗手だったから
ヴィヴィアンの古典的な演技アプローチには否定的
だったんじゃないの。 ヴィヴィアンの演技は大げさすぎる
はっきりいって超下手。
サイレント時代むけだな ハロー リタ・ヘイワース リタモレノよ
また 着たわよ〜ん
ひゅ〜ん ヒュ〜ん ヒュ〜ン
ははははっはは きゃははははははははははははははっはははっははっはh
は八八ハッハはっはっはっはっはっは
ひゅ^^^^^^^〜〜〜〜〜〜ん
>>58
ヴィヴィアン・リーは我がままな人だからね。いろいろあっただろう。
オスカーを獲ったが、大甘の甘だな。ヴィヴィアンの対抗馬が弱すぎたのかも
しれない。
この役は、誰がよかったかな、意外にやれる女優は少ないと思う。
始めのほうで、ブランドが猫の鳴き真似をするシーンが好き。
原作者が撮影の見学に来たときに
マーロンブランドに抱きついたというのは本当ですか? ウイリアムズの好みは、マッチョな二枚目だったのか?
あ、でもトタン屋根とか見てると、そんな感じだな。 テネシー・ウィリアムズ原作で映画化されたものは他にどの映画? >>68
http://www.asahi-net.or.jp/~ue4k-ngt/novmov/tennessee.html
http://www5b.biglobe.ne.jp/~madison/mondo/m_04/m04_5.html
DVDコーナーつまんねー
フルヤ氏か?Dも辞めた方がええんちゃうん? 蛇皮の服を着た男 The Fugitive Kind
これのブランドもすんごいいい男だった〜 これ、タイトルだけは知ってて、テレ東の昼間やってて何気に見たら凄いショックだった。
で、戯曲立ち読みして「ブランチの元夫は同性愛で自殺」
「最後にマーロン役の男はブランチをレイプしてた」という
映画ではぼやかしててよくわからんかった事実を知ってまたびっくりした。
この映画好きな人、サンセット大通りや何がジェーンに起こったか?も
好きなんじゃないかと思うんだけど。
>>73
はいはい、3作品とも大好きでございます。
安易な救いの無い所が大変よろしいかと。 ┌┬┬┬┐
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DVDのジャケットが
ウホッ、いい男
である件について この映画、何度も見てるんだけど
最後の最後のほうで、スタンレーがブランチに「何かして」
そのことでブランチがとうとう発狂してしまうよね。
あれって、妻のステラも疑惑を持っているように
何かやったんですか?それともあくまでもブランチの妄想?
原作知らないんですが、そのへんどうなんですか?? >85
自分の知っているビデオだと最後のそこのあたりが
ボカされていてステラが「ブランチの言ったことが本当なら私はもう・・」
と言っていて、それに対して近所の主婦が「本当なもんか。私たちは
生きていかなきゃいけないんだよ。」とかいう意味のことを言ってた。
だから自分としてはブランチの妄想でレイプされたと思い込んでたんだな
と勝手に解釈していた。長い間。
じゃあレイプは実際にあった、という物語なんですね・・・。ウム。 >>37
そんな事が書いてあんの?
でもなんでブランドが知ってるわけ?そんなこと。 >>86
良心じゃ食べていけないから
なかったことにする、ということである。 そうやって蓋をしても、結局時が経つにつれて家族の誰かの
精神がおかしくなる。 >>88 その詳細が書いてあるブランドの自伝ってどこの出版社の?タイトル教えて。 ジェシカ・タンディがブランチを演じた舞台を見てみたいな
こういうのは何で記録を残しておかないんだろう
ジュリーアンドリュースのマイフェアレディも
あんなにヒットしたのに記録を残しておらず
エドサリバンショーでの一場面が見れるのみ スタンリー、私を犯して。
ステラなんか捨てて、私といちゃいちゃ暮らして。
マーロン、萌え。 >>92
母が教えてくれた歌
ついにノーカットDVD出たね タイトルだけ知ってました。
今日、初めて観たけれどブランチに聖を感じてしまった。
心にドカンときた一作品でした。 役者が同じなせいかスカーレットみたいな性格のブランチだったら
とか考える。多分ベルリーヴは維持復興出来て、スタンリーとも
現実的な強者同士、結構気が合うかも知れない。
…金にガメツイ点で別の意味で対立しそうか。 >>61
>ヴィヴィアンの演技は大げさすぎる
>はっきりいって超下手。
ビビアン・リーの演技の巧拙はよくわからないが、「風と共に去りぬ」の
大スターがここまで壊れた役柄=汚れ役をやった、というのが評価されたと
理解したい。日本の吉永小百合などの糞女優がここまでやりますか?
このブランチ役は演じるのが難しいらしい。日本でもこれを舞台でやったのは、
杉村春子、浅丘ルリ子、岸田今日子、栗原小巻、樋口可奈子、大竹しのぶなど、
ある程度演技力のある人ばかり。だから、ビビアン・リーがド下手というのは、
偏った評価じゃないのかな。 あの大げささはエリア・カザンと最初上手く行かなかったためらしい。
彼女がオリヴィエと舞台でやったときはこうでああで〜と進めたがったから。
カザンの自伝は読み応えあるよ。 話ズレるけど福岡翼は杉村春子が欲望という名の電車のブランチを演じてる時のモノマネ滅茶苦茶上手いらしいな >>49
「欲望という名の電車」ではどのシーンでジーンズ穿いてた?
「乱暴者」では、リーバイスを穿いてたみたいだけど。
ジェームズ・ディーンと違って、普段からリーバイスだったみたいね。
エリア・カザンもジーンズには肯定的だったみたいだからねぇ ともかくマーロン・ブランドの登場シーンのセクシーな事。
でも、本当にあの南部のベタベタ熱さがこちらまで伝わるようなモノクロ描写がすごいね。
カール・マルデンがブランチに惹かれるのだけど
ブランチは決して明るい場所では彼に会おうとしない。
それでブランチの全てを知ったミッチが、ブランチの顔に電灯当てて
一言・・・「老けている・・・・・・」
これは強烈です。全女性なら、みんな頷いちゃう台詞だなあ。
年重ねると、身に沁みる言葉です。この時のブランチの気持ち思うと何とも〜。
ともかくリアリズムが凄い映画で、部屋の一こま一こまさえ生きているみたい。
ふくよかなキム・ハンターもいかにも生活感が出ていて良かった。 >>109
カール・マルデンがブランチに詰め寄り
「明るいところで顔を見たことなかった」などと言い
ブランチの顔を電灯の下へ...
「年を偽るのはかまわないがこれはあまりにひどい・・・」と言うところ。
すごいですよね。
いやいや女性の顔をそんな風に言うあなたがひどい・・・と思ったわ
マーロン・ブランドのDVぶりもなかなか。 1951年にこんな作品をよく映画にしたな
レイプシーンをボカしたのは当然だろう ブランドはすごいよね。役者としての才能もそうだけどオーラが。
男の俺でもひかれる。彼に匹敵する俳優は現代ではいない。
というか過去でもいないだろう。
40代未満の人はゴッドファーザーとか晩年の彼しか知らないだろうが、
彼は若い頃の映画のほうがいい。 ブランドの伝記を読んだけど、ブランチ役についてブランドは
舞台でのジェシカタンディに不満を持っていて
映画でのビビアンリーには非常に満足していたらしい
「風と共に去りぬ」のファンにはショックだったろうが、
やはりブランチはビビアン・リーが適役 ヤフ動画で
風と共に去りぬと哀愁をみてヴィヴィアンに浸っていました。
哀愁の悲しみをしばらく引きずりそうだったので
ハッピーエンドの心の旅路やめぐり逢いでリハビリしました。
そして、欲望を初めて観てしまいました。
すんごい破壊力でした…。 _| ̄|○
哀愁でリハビリします。
ブランドはドン・コルレオーネと地獄の黙示録の酋長のイメージしかなかったが、
こんなにむせ返るような色気を備えた青年期があったとは知らなかった。
これなら殴られても繰り返しついていく妹の気持ちも分かるような気がした。
この映画、妹の視点から見ると、
知りたくなかった姉の実像が明らかになっていくのと同時に、
これまで直視しないようにしていた家庭生活の現実も否応なしに見せ付けられ、
二重に受け入れたくない現実に翻弄されていく過程が面白いね。
DVと共依存がいかに普遍的なテーマかということも再認識した。
ブランドをラストタンゴで初めて見たときは、なにこのオッサンきんもー・・・
と思ったけど、欲望見て惚れた。
主演の4人がそれぞれいいね。 この間、BSで杉村春子の特集をやっていて
75年くらいの文学座の舞台「欲望という名の電車」を放映してくれて
ずーと見たいと思っていて遂に見れましたっ、ありがとうBS!!
感想は、やっぱり日本の大女優、杉村春子のブランチは上手かったです。
ヴィヴィアン・リーのブランチのような繊細な感じではなく
やはり、杉村春子独特の、日本人演じる日本人の為のブランチを見事に演じていたという印象。
北村和夫のスタンレーは、今ひとつだった〜
やはりマーロン・ブランドに比較すると全然迫力もセクシーさにも劣る。
それに台詞まわしが上手くなく、早口が聞き取れない場合ありましたね。
こうして考えると、ともするとブランチは体当たりの演技力で本当に上手い女優が
演じれば、もしかして成功するキャラクターなのかも知れないが、
スタンリーを演じた、マーロン・ブランドだけには誰も敵わない。
あの役柄は、マーロン・ブランドそのものの、伝説のキャラクターであり
誰もあの領域には踏み込めない、既にマーロンだからこそ完成させた完璧なキャラだと思います。 昔の映画を観てブランドの凄さを再認識するにつけ、
晩年の彼の悲惨さが悲しい。
ヴィヴィアンの晩年に優るとも劣らぬ悲惨さだ。
アメリカでスタアになるとブクブク太るかメンヘルになるか自殺するかだ。 プニプニは最後のほうはお金に困ってたんだっけ?
でも子供も作れたし、総合的にみると、そこまで悲惨では
ないような。 息子は悲惨だったらしいけどね。
そういえばスタア俳優の息子ってたいてい自殺してるんだよね
潰れちゃうんだなあ >>124
その子供も、兄が妹を撃ち殺してしまった。
それも、妹に道ならぬ思いを抱いていたらしき兄が、
婚約した妹を銃で撃ったのだから、十分悲惨でしょ。
死んだ娘、シャイアンは、マーロンがインディアン女性との間につくった子供で、
すごく美人だった。
ゴメソ。
撃ち殺したのは妹じゃなくて妹の婚約者でした。 >>126
まじかよ。そんな事件があったなんて・・。
でもまあマーロンの子だし、波乱万丈も仕方ないか。 >126の事件って、日本ではあまり有名じゃないのかな。
ちょうどそのころアメリカにいたけど、いわゆるワイドショーネタで
すごく騒いでた。ピープル誌の表紙を、ブランドの息子が飾ったりしてた。
いわゆる不肖の息子の典型で、そのほかにもスキャンダルが多かった。
息子は4、5人いたはずだけど、殺人事件を起こしたのは長男のクリスチャン。
たしか俳優をやってたはず(もちろん七光り俳優)。確かに美形ではあったとオモ。
モデルをやってる息子がいるのかどうかは知らん。
婚約者を兄に殺されたシャイアンは当時妊娠中で、その後亡き恋人の子供を産んだけど、
何度も自殺を繰り返した末に首を吊って亡くなりました。 息子のこと調べようとして、マーロンの自伝か何かの
紹介文みたんだけど、マーロンは実の娘と近親相姦っぽい
こともしたの?これはガセ?