「風―」と「欲望―」はヴィヴィアン・リーという女優を通してみると
二部作の壮大な作品のように思える

第一部「風―」
南部の富裕層の娘が戦争を経て力強く生きていく物語
ヴィヴィアン・リーも幸福の絶頂
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 遠い昔の夢でした!
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第二部「欲望―」
そういった輝かしい過去はいまや幻
財産も名誉も失って落ちぶれてさらに美貌も
精神の健康すら失って発狂

かつての自分を否定していくような
狂気を演じてさらにそれを自分に刷り込んでいくような演技で
ヴィヴィアンがまるで自らを壊すショーを見ているようだった

これでヴィヴィアンの精神状態は加速度的に悪化したはず
一人の女性としてみれば誰かが全力で止めなきゃいけないと思った