0347名無しって、書けない?(SB-iPhone)
2019/06/10(月) 01:16:27.37寝覚めは良くなかった
体を起こし あたりを見回し隣で眠る板垣を見てそういえば泊まったんだっけと心の中でひとりごちた
次の瞬間 子宮の場所が分かるほどの強い収縮を感じ 少し遅れて生温かい血が中からドロドロと溢れ出してきた
気分が沈み込む瞬間だった
動かずにそれが落ち着くのを待つ
この痛みと不快感には何年経っても慣れない
夜用ナプキンをあてているにも関わらず 勢いのある出血に吸収が追いつかず クリトリスや会陰の方まで不快な感触が広がってきはじめた
このまま下着にも染みるんじゃないかと絶望しかけた時 出血は一旦落ち着いた
シーツ全体に目を走らせ 汚れていないことに安堵のため息をつくと 板垣にタオルケットをかけ直した
端正な寝顔を眺め 日に焼けた頬にそっと唇をつける
ベッドから立ち上がろうとしたその瞬間手を握られた
大きな手ですっぽり包まれ 冷えた指先が急速に温められていく
「体大丈夫?」
板垣は 平手が自己嫌悪から自分が眠っている間に帰ってしまうであろうことを想定していた
「このまま居て」
昨夜の記憶が蘇ってくる
――座ったまま平手を後ろから抱きしめ だいぶ伸びてきた襟足に鼻を埋める
腰の線をさすっていた手は自然と上へ向かう
生理前の平手の乳房はいつも以上にTシャツの布をいびつに隆起させ かなりの大きさと張りを伴って板垣の興奮と勃起を促した
ぼよんと掌を押し返すほどの弾力に抗うように 時に強めに揉みしだく
敏感になっている先を布越しに擦ると ぴりっと少しの痛みをともない 子宮が連動するように収縮した