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欅坂46「黒い羊」が今週水曜日にネット配信及びフルMVのYouTube公開がともに開始から70日経過し、各種データが揃ったので、この10週間における楽曲人気の動向をまとめておきます。
最初にダウンロード(DL)とストリーミング(Str)の指標を紹介し、その後MV再生数を累計、速度、相対順位の面から分析します
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まずはDL配信から。欅坂表題曲のiTunesトップソング順位推移を比べると、5th風吹、
1stサイマジョ、6thガラス、3rdセゾンの4曲がトップ集団を形成、4th不協和音がそれに続く2番手。
8th黒い羊は配信53〜59日目に2nd世界愛に並ぶまで下落するも、7thアンビバレントとほぼ似た推移で3番手に留まっている
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配信初期70日間のiTunesトップソング順位を、1〜20位、21〜50位、51〜200位の3つに分け、それぞれの順位帯に何日入ったかをグラフ化すると、
「黒い羊」が前作「アンビバレント」に続き、低い順位推移を喫していることが分かる。
またビルボード「ダウンロード数」の初期10週順位でも同じ傾向が出ている
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またビルボード「ストリーミング数」順位を調べると、5th「風に吹かれても」と6th「ガラスを割れ!」は初期10週で常にTOP20入りしていたのに対し、
7th「アンビバレント」は7週、8th「黒い羊」は5週と漸減。
TOP40でも今作は7週に止まる。DLとStrの配信初期人気は前作から低落モードに入った印象がある
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次はMV人気。YouTube公開フルMVの累計再生数を欅坂歴代表題曲で比べると、「黒い羊」は70日目(d)終了時点で2nd「世界には愛しかない」に次ぐ低い水準。
公式サイトでの1ヶ月先行公開があり、初期増加速度が遅いのはやむを得ないが、その後の加速が少なく、
3週目以降連続で2nd以外の過去作を下回っている
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「黒い羊」MVの再生数増加は加速度グラフが平坦で正方向への振れが少なく、速度グラフがほぼ単調減少している。
「ガラスを割れ!」と比べると、テレビ披露など楽曲の各種プロモーションに対する反応性が乏しい印象。