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【小説】スナック眞緒物語【けやき坂応援】
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0001名無しって、書けない?(東京都)
垢版 |
2019/01/26(土) 22:18:19.64ID:xbJzQvgN0
宮田愛萌さんのブログや「ひらがな推し」やでネタにされている架空空間「スナック眞緒」を舞台とした小説のスレです。

なお、「ひらがな推し」や宮田ブログでの「スナック真緒」での井口真緒さんと宮田愛萌さんはひらがなメンバーとは別人格という設定ですが、
ここではひらがなメンバーであるのかないのかというのは曖昧にします。
タイトルと冒頭と末尾の文は、宮田愛萌さんがブログで書いているのをテンプレとして使いました。
原案や参照にしたものがある場合には、その小説が完了したとき必ず明記します。
0175名無しって、書けない?(東京都)
垢版 |
2019/03/05(火) 23:13:28.36ID:wvvXP50T0
ラスト・ステップ(その1)
パシフィコ横浜で行われている欅坂46の個別握手会で、上村莉奈のレーンの列に並んで順番を待っていたときのことだった。
突然、怒鳴り声が聞こえた。
「なあ、なぜブログ更新しないんだ?」
「すみませんね、でも私にもいろいろ都合があるんです」と平静を装いながらも答えるが、上村の顔は引きつっている。
自分の言葉に興奮してさらに大きな声でその男は怒鳴る。
「すみませんじゃねえだろ。ブログも更新しないようなら、さっさと辞めろ。そういえばまだ謝罪もしてなかったな、このナチスが」
上村は下唇をプルプル震わせ今にも泣きださんばかりだが、涙の決壊を押しとどめ、気丈にもその輩をにらみつける。
止めようと足を踏み出したその刹那、係員二人に両腕を押さえつけられ、その男は連れて行かれた。
気づいたら、その後を追うように俺の身体は反応していた。
男は会場の外に放り出された。
このままじゃ腹の虫が治まらない、因縁ふっかけてアイツをぶん殴ってやろう。
ただ、警察沙汰になったとき、何が原因かというのが判明すれば上村に迷惑が掛かってしまう。
そうだ、特定されないように、会場から離れたところで実行しよう。
上村との握手をやめるのは惜しいが、その男を尾行することにした。(続く)
0176名無しって、書けない?(東京都)
垢版 |
2019/03/06(水) 23:27:05.82ID:d+g6jPOV0
ラスト・ステップ(その2)
デイリーヤマザキでパンを買った後に、駅とは逆の海際の南口広場のほうに奴は向かった。
11月下旬の17時過ぎということもあって外は暗くなっていた。
風も強く、冷え切っていた。
途中、買い物袋を落として、奴は後ろを振り向いたが、視線はその落とし物に向いて、こちらには気づいていないようだ。
街灯がぼんやりとともる広場を通り抜け、コンクリートの段の最下部の水際に向かって降りている。
しめた、おそらく下には誰もいない。
間を詰めるように俺は急ぎ脚となった。
一番下まで降りる途中で、こちらを振り向いて睨みつけてから男は言った。
「おい、アンタ、さっきから付けているみたいだが、なんか用か?」
さらに上着のポケットからスマホを取り出して、「暴力ふるうつもりなら、今すぐ警察に通報するぞ」と喚いた。
まずい、ばれてたのか。ポリ袋はわざと落として、尾行を確認したのか。
それにしても、情けない奴だ。あんな無法なことやらかして、いざ自分がやられそうになれば、警察の庇護を受けようとするとは。
原因が特定されてしまうから、殴りつけるわけにはいかなくなったか。
どうするか?
とりあえず奴の出方を探ってみるか。(続く)
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