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「欅坂と渋谷」
都市論として語ることもできよう
が、いまは話を先に進めよう

渋谷ストリーム完成
完全ではないものの
渋谷川は浄化されつつある

水が流れはじめるとともに
人々が行き交うようになった
欅坂の歌・踊りがそうした

というのはもちろん言い過ぎだが
欅坂は社会のあらゆるものを
清らかにする存在ではないか?

まるで欅坂の人々への想い
もう誰も覚えてないかもしれない
「君は知ってるかい?あの渋谷川」

川底から坂道を上りはじめ
愛を信じていつでもここに下りる
それが欅坂の「アイデンティティー」

「サイマジョ」CDジャケット写真に
欅坂の「理念」が内包されている
ここからすべてが展開する

欅坂の作品には
「愛」「美」「善」「正」「真」などの
普遍的な概念が遍在している

人々はそのことに無自覚だが
それが個々の楽曲・MVを
緊密に繋げている

ドーナツの穴のように
物理的存在ではない存在
それこそがドーナツの核である

だから欅坂を物語ることができる
欅坂はどこにでも出かけて行って
みんなのために歌って踊る

いますぐ欅坂は誰かを探しに行く
人々の幸せを希求し、未来を語る
誰かのために自ら坂道を下る

アイドルがいて場があるのではない
場があるからこそアイドルがいる
欅坂はそれを示したようにみえる

いわば欅坂「がいれば
どんな日でも何とか生きて行ける」
欅ガイナイなら人々は困るであろう