ーーーーーー(集団の中の個が生まれた。メンバーが考え意見する)そういった意識は夏のツアーを通して活性化していったのでしょうか?

TAKAPIRO

TVドラマ「残酷な観客達」の真裏で「欅共和国」があり、数日後から夏のツアーのリハーサルと彼女達は極限状態だったと思います。

そんななかで一緒にひとつのものを作り上げていくわけですから当然ぶつかり合いますし、本音が出やすかったのではないでしょうか。

「みんなに届くエンターテインメントにしよう」と確固たる目標がありますが、でもそこまでの道筋は21通りの考えがあり、あるメンバーは動きが揃っている美学を見せたい、あるメンバーはファンの方々とのコミュニケーションを大事にしたい。

どれが正解なのか、課題が噴水の如く沸いてきて考えをぶつけ合いながら目標に向かってベストを尽くしていたと感じます。

私は彼女達の強い思いを、尊重しながら向き合っていきたいと思っています。
危なかったり、集中力が低かったりするときは言いますが、基本的には彼女達で進む道を選択していったように思います。