『響 -HIBIKI-』
9月8日
★★★
今年公開の『となりの怪物くん』と『センセイ君主』の仕上がりを観ても、落差ありすぎる月川翔監督作だが、
『となりの〜』同様、冒頭からありえないアクションが用意。
とはいえ、その後の展開も含め、飛び道具ともいえる平手友梨奈の存在感に救われた感アリ。
恐れをしらない傍若無人な響のキャラは、彼女しかいないと言えるほどハマっており、いかにもコミック原作な、
世間知らずの部分も違和感なく演じている。
北村有起哉を除く男性キャストをも喰うほど、彼女を観る映画としては成功しているが、
その存在感に甘えてしまったか、原作エピソードを並べただけの印象も強く、作品からカタルシスを感じられないのは事実だ。
https://www.cinematoday.jp/review/5437