愛工大名電47人の厳しい寮生活、癒やしはアイドル「46」と「48」 好きな曲の応援演奏も
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愛工大名電(西愛知)。選手47人は普段から全員が寮で共同生活を送るが、練習に専念するため携帯電話が禁止されているなど、厳しい制約がある。そんな中、選手たちの多くは女性アイドルに心の癒やしを求め、日々のハードな練習に取り組んでいる。

先発投手の室田祥吾君(3年)の打席で、スタンドから人気アイドルグループ欅坂(けやきざか)46の「ガラスを割れ!」の演奏が流れた。メッセージ性の強い歌詞に惹(ひ)かれ、高校1年の冬からファンに。試合前はこの曲を聴いてテンションを上げる。
甲子園での試合から演奏されることが決まり、「これはでかい。良い投球につながる」と喜んだ室田君。初戦で、4回無失点の好投を見せた。

名電野球部の寮では、携帯電話は禁止されている。大広間に2段ベッドや布団を敷いて寝るため、個室も無い。グラウンドのある寮と学校を部のバスで往復する日々だ。

「練習は厳しく、限られた環境で癒やしを求められるのはアイドルだけ。先輩たちも好きな人が多かった」とアイドル好きな選手たちは話す。ほとんどの選手が入学後に魅力に気づいたという。
許されているのは、携帯音楽プレーヤーと週1回の帰宅。帰宅時に好きなアイドルグループのビデオや出演番組の動画をプレーヤーに入れ、移動中のバスや寝る前などに見て、元気をもらう選手も多い。

安井君は「名電には本音を出し合える雰囲気があるので、好きになっても隠す必要がなかった」。後藤君は「本当に励まされている。興味ない選手も一緒に盛り上がってることがある」と感謝する。アイドルがチームの結束にも一役買っている。