>>170
>亜光速の等速運動だけで説明できる。

地球に戻るためには宇宙船をUターンさせないといけないので、等速運動だけで説明するのは無理があると思う。
さらに、等速運動だけならば、完全な相対性が成立する。
だから、その場合には、地球側のほうだけが一方的に時間が多く経過するという事態にはならない。

24日から始まるけやき坂の舞台「マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝」で主人公を演ずる柿崎と丹生に登場してもらおう。
柿崎が地球に残り、速さv=0.6cの亜光速で丹生が乗った宇宙船で飛行しているとしよう。
相対論係数γは、γ=1/√(1−v^2/c^2)なので、柿崎が見た丹生の経過時間は5/4倍となる。
ところが、丹生が見た柿崎の経過時間も5/4倍となる。
なぜ、こんな奇妙なことが許されるかというと、特殊相対性理論を理解するときの最大の難所である同時刻の相対性を考慮しないといけない。
丹生から見た丹生側の空間が同時刻になっているとすれば、柿崎から見た丹生側の空間は進行方向に時刻が進んでいる。
地球がある地点に対し、丹生がいる地点の時間は1/ (1−v^2/c^2)(ルートは付かない)倍となる。
v=0.6cのときには25/16倍となる。
それによってお互いが5/4倍となる矛盾が解消される。

さて、等速運動だけで、柿崎と丹生が二度と出会わなければ、お互いの時間が5/4倍となり、二人は同等である。
ところが、丹生が地球に戻って来て、二人が合うとなると、そうはいかない。
話が面倒になったので、簡単に終わらせると、丹生が加速度運動したことで二人は同等であるというバランスが崩れ、
柿崎のほうがより多くの時間が経過する事態となる。